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”新・刀剣男士”猪野広樹「刀ステだからこそできる時代劇」舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜が幕開け

6/2(金) 21:23配信

デビュー

 人気ゲームを原案とした、舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜が1日、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕。初日公演に先駆けて、公開ゲネプロと囲み取材が行われ、三日月宗近役の鈴木拡樹らキャスト陣が登壇し、本番への意気込みを語った。

【写真】舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜ゲネプロの模様

 本作は、名立たる刀剣が“刀剣男士”と呼ばれる個性豊かなキャラクターとして登場し、歴史上の戦場を駆け巡り、歴史改変を目論む謎の敵を討伐していく、大人気ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』が原作。2016年5月の舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺、同年12月の再演に続き、2017年6月・7月に新作公演「義伝 暁の独眼竜」を上演。

 前作に引き続き、三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦、燭台切光忠役の東啓介、鶴丸国永役の健人、小夜左文字役の納谷健が出演し、今作から新キャストとして大倶利伽羅役の猪野広樹、太鼓鐘貞宗役の橋本祥平、歌仙兼定役の和田琢磨が新たに参戦。

 座長の鈴木は「前作は再演でしたが、今回は新作ということで、新しい物語を新しいメンバーで描いています。なので、当然、座組の空気も変わりましたし、前作に出ていたキャストもこのストーリーのために、また新しくキャラを構築して、一緒に歩んできました」と、新キャストを迎えたことについて触れ、「前作は、元の主の歴史を受け継いでいるような形で描いていましたが、今回はそれに抗うという戦い方をしている刀剣男士もいるので、それぞれ刀の歴史、性格の部分もより濃く描かれていると思います」とアピール。

 新キャストについて荒牧が「(橋本)祥平や猪野くん、(和田)琢磨くんと、とても親しみのある方々ばかりなので、僕個人としては本当に嬉しく思っております。稽古も楽しく、そして切磋琢磨してやってきたので、より良いものが作れたなと思います」と語ると、東も「この3人が入ってきて、本当に頼もしい座組になったと思う」とコメント。

 今作から新キャストとして出演する猪野は「初演のDVDを見させていただいたとき、『なんで自分が居ないんだろう』と思うくらい悔しくて。なので、今回出演が決まったときは率直に嬉しかった」と明かし、「2.5次元作品ですが、2.5次元ぽくないというか、本当に戦国の時代にタイムリープしたかのような作品になっています。新しい刀剣男士として、新しい風を舞台『刀剣乱舞』に吹かせられるよう、46公演頑張っていきたいと思います」と意気込む。

 「猪野と一緒に地方のホテルで初演のDVDを見た」と明かした橋本は、「『コレに出たいね~』と一緒に語り合っていた仲だったので、こうして二人ともこの場に居られるというのが、とにかく幸せでございます」と喜びをかみ締め、「知っているキャストさんも多く、稽古の最初の段階から楽しかった。でも、やるときはやる!という攻めの姿勢の座組だということを聞いていたので、その姿勢で今日までやってきました」と振り返る。そして「演出も音響も、照明も映像も衣装もものすごいものになっているので、それを超えられるように、派手に太鼓鐘貞宗演じたいと思います」と決意を新たにした。

 同じく新キャストの和田も「たくさんの方が期待してくださっているなというのを、ひしひしと感じております。幕が開いて、みなさまの前で刀剣乱舞の世界をお見せできることがとても楽しみです」と語り、「細川家の刀の名に恥じぬよう、雅な公演をみなさまにお届けしたいと思います」と身を引き締めた。

「義伝 暁の独眼竜」というタイトルの通り、伊達政宗とその盟友・細川忠興が登場し、それぞれの武家にゆかりのある刀剣男士たちの物語が描かれる本作。燭台切光忠を演じる東は「「暁の独眼竜」ということで、伊達のお話になると決まった時から、“どんな話になるんだろう”と僕自身もすごく期待しながら、稽古に臨んでいました」と語り、「稽古の段階から伊達の仲の良さだったり、戦いの中で伊達の色というものが見えてきて、本当に早く皆さんにも観ていただきたいなと思っておりました。皆さんの目に焼き付けていただき、何か皆さんの心に残れば幸いです」とコメント。鶴丸国永役の健人も「新キャストが加わったことで、すごく新鮮な気持ちでもあるんですが、伊達組ということで安心感もありました。伊達刀の仲のいい雰囲気をお客様にも味わってもらえたら嬉しい」と伊達組の仲の良さをアピール。

 一方、細川家ゆかりの刀である小夜左文字を演じる納谷は「細川組の歌仙兼定が新しく入ったことによって、ひと振りひと振りの性格や前作では見れなかった一面など、すごく深いところまで描かれています」と語り、「内容としてもすごく面白くなっているなと、稽古の始めのほうから感じていたので、初日を迎えるのが楽しみで仕方ないです」と幕開けが待ちきれない様子。そして「刀としてどんな道を歩んでいくのか、楽しみにしてください」と呼びかけた。

 また、健人が「前作とはまったく違った鶴丸国永をお見せできると思いますので、“驚き”を楽しみにしてください」と注目ポイントについて語ると、荒牧も「「虚伝 燃ゆる本能寺」で、近侍として成長した山姥切国広ですが、今作でもまたひと成長した姿をお見せできると思いますので、ぜひご期待ください!」と胸を張る。猪野は「舞台『刀剣乱舞』だからこそできる時代劇というのが今回誕生したと思うので、それを早くみなさんに楽しんでいただきたいです」と本作への想いを語った。

 そして最後に鈴木は「“刀の成長とは何なんだろう?”と感じている方もいらっしゃると思います。ですが、この舞台『刀剣乱舞』を観ていただければ、感じていただけると思います」と語り、「刀であったものたちが、刀剣男士として生きる旅路はまだ始まったばかりです。どうぞみなさま応援、そしてご観劇よろしくお願いします」と挨拶し、囲み取材を締めた。

 今回の物語は、天下人への野心を募らせる伊達政宗とその盟友・細川忠興が登場し、伊達家ゆかりの刀である大倶利伽羅、燭台切光忠、太鼓鐘貞宗、鶴丸国永、細川家ゆかりの刀の小夜左文字、歌仙兼定を中心に、物語が展開されていく。

 元の主同士は、信義の絆で結ばれた盟友であるものの、大倶利伽羅と歌仙兼定は、延享四年へ調査任務に赴いた際に仲違いをしてしまう。そんなふたりの仲違いを解決しようと思案する燭台切光忠と鶴丸国永、そして、同じく元伊達の刀であり新しく顕現した太鼓鐘貞宗。そんな中、本丸では小夜左文字が何かに悩んでいる様子で元気がない。山姥切国広は近侍として、なんとか悩みを聞き出し解決しようとするも、小夜左文字から避けられてしまう。様々な問題を抱える本丸に対して、三日月宗近は時に助言し、温かく見守る。

 前作よりもさらに、刀剣男士たちが抱える心の葛藤やそれぞれの関係性がより深く描かれており、複雑な想いを抱えながらも刀剣男士としての使命「歴史を守る」ためへの戦いに身を投じていく姿が描かれる。その一方で、天下人への夢を燻らせる政宗と、そんな政宗に対して、やがて来る太平の世を生きる事を諭す盟友・細川忠興との心温まるストーリも丁寧に描かれ、物語として見ごたえのある作品に仕上がっている。

 そして、個性豊かな8振りの刀剣男士それぞれのキャラクターに併せた、ダイナミックな殺陣は今回も見どころの一つ。また、本丸のゆるい日常を垣間見れる内番シーンなど、思わず笑ってしまうようなコミカルな演出もところどころにちりばめられ、観るものを飽きさせない。特に、料理が得意な燭台切光忠がとある料理を振舞う“光忠クッキング”や、終盤に繰り広げられる“ラーメン光忠”のシーンは、前作で話題となった軍議シーンの日替わりネタ同様、公演を重ねるごとにどんな展開になっていくか、期待が高まる演出だった。

 舞台『刀剣乱舞』義伝 暁の独眼竜は、6月1日(木)~25日まで同所にて上演。その後、京都公演が6月29日(木)~7月2日(日)まで京都劇場にて、福岡公演が7月13日(木)~14日(金)まで福岡サンパレス ホテル&ホールにて上演される。7月14日の大千秋楽公演では、全国の映画館でのライブビューイングも実施される。さらに、本公演のBlu-ray&DVDが10月18日に発売されることが決定。

(c)舞台「刀剣乱舞」製作委員会

最終更新:6/3(土) 10:38
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