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日本版GPS衛星「みちびき」が軌道へ ドローンがベランダに配達する世界ががいよいよ現実に

6/2(金) 14:53配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 きょう午前9時17分、種子島宇宙センターから日本版準天頂衛星「みちびき」を載せたH2Aロケット34号が打ち上げられた。

 「みちびき」は、現在使われている米国のGPSを補完することができるもので、誤差が数メートルから数センチメートルのレベルまで縮小される。

 ロケットの胴体には、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明監督が「みちびき」の軌道をモチーフにデザインしたロゴが貼り付けられていることも話題だ。

 元JAXAで、初代「準天頂プロジェクトリーダー」の吉富進さんによると、「みちびき」が描く軌道は「準天頂軌道」というもので、通常の衛星とは違い地球を止めた状態で見てみると、ちょうど八の字を描いているように見えるのだという。

 GPSは地球を周回する24機の衛星のうちの4機から情報を同時に受信することで、自分の位置がわかるようになっているが、「みちびき」により1機が天頂=ほぼ真上に衛星が位置するようになることで、ビルなどの影になることも少なく、情報が確実に得られるという。7年前に打ち上げられた1機と、年内に打ち上げられる2機と合わせた4機体制により、誤差数センチという高精度での運用が行われる予定だ。

 これにより、将来的にはドローンによる自宅のベランダへの配達や、安全な自動車の自動運転、トラクターが自動で農地を耕すなど、ビジネスへの応用の可能性も広がり、2020年時点での経済波及効果が2兆円規模になるという試算もあるという。

最終更新:6/2(金) 14:53
AbemaTIMES