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異例の大ヒット!文章表現が豊かになる「場面設定 類語辞典」

6/2(金) 6:30配信

ホウドウキョク

先月末に発売され、ツイッターなどで話題となっている書籍「場面設定 類語辞典」という辞典を知っていますか?すでに3刷りで2万部以上が売れていて、辞典では異例の大ヒットとなっています。

5月30日放送「ホウドウキョク×FLAG7」を動画で見る

通常は類語辞典といえば同義語や関連語などの単語が載っている辞典ですが、これは文章を書く際に「山」「子供部屋」「校長室」「難民キャンプ」などいろんなシチュエーションや設定の場面で、登場人物が見えるもの、聴こえるもの、味、匂いなどの表現をまとめていて描写の参考になる内容が載っています。その場面設定は225にも及び約600ページあります。

海外作家のアンジェラ・アッカーマン氏らが作ったものを日本語版に翻訳したもので、小説家・脚本家・漫画家・演出家・俳優・ライターなど、多くの創作者、文字を扱う人たちに「創作者のための虎の巻」として重宝されているんです。

「映画館」の場面設定

どういう辞典なのか具体的に見てみるとよくわかります。例えば「映画館」の場面設定を見てみると、「見えるもの」「聴こえるもの」「匂い」「味」…などの項目に分かれていて、その内容の一部を抜粋したのがこちら。

その他にも項目があり、
「質感とそこから受ける感覚」
・開いているドアから勢いよく入り込んでくる風
・肘掛けの上で互いにふれ合う腕
・大きすぎる音にビクッとする

「物事が展開する状況や出来事」
・暗闇でつまずく
・自分の子どもたちの前で10代のカップルがいちゃつく
・自分の座席の後ろを誰かが蹴ってくる

「登場人物」
・レジ係
・支配人
・客

紹介したのはそれぞれの項目にある内容の一部ですが、こういった様々な描写が場面ごとに書かれています。

225ある場面設定には変わったものもあり、核シェルター、狩猟小屋、農業祭、剥製工房、10代の息子・娘の部屋、北極のツンドラ、居住禁止のアパート、心理セラピストのオフィス、潜水艦などがあります。もとはアメリカ版なので描写内容に日本との違いは少しありますが、自分が行ったことのない場所でもこれを参考にすれば状況描写をすることができるんです。

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