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ホークス4年ぶり、パひとり負け 唯一の救いは柳田140メートル特大弾

6/2(金) 6:32配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク1-5中日(1日・ヤフオクドーム)

 工藤ホークスの6月はひとり負けで幕を開けた。2桁安打が8戦連続で止まり連勝も4でストップ。パ唯一の黒星となったのは2013年6月16日以来で、首位楽天とのゲーム差は1カ月ぶりに4・5に広がった。救いはチーム15戦連続本塁打となる一発を放った柳田悠岐外野手(28)だ。連続試合安打も14に伸ばし、2日からは15年に「破壊弾」を放った横浜での3連戦。験のいい地から再発進する。

【写真】柳田が「掟破り」の全力送球、工藤監督が厳重注意

 夜空に描いた特大のアーチがせめてもの意地だった。6回。柳田が右翼席最上段まで届く推定140メートルの9号ソロを放った。ルーフオープンデー最終日、ドームの屋根が開いて打球が飛びにくくなる“逆風”も関係ない。「甘い球を逃さず1球で仕留められた」。反撃ムードは一気に高まったが、ここまで。圧倒的強さを誇る交流戦で、パ6球団での“ひとり負け”は4年ぶりの珍事となった。

 工藤監督「先に点を取られるときもある。好調の打線でも打てないときもある。そういうときは切り替えて」

 月が変わって、打線の勢いも途切れたのか。5月の打率3割1厘、38本塁打、150得点は全てリーグトップ。球団記録に王手をかける8試合連続2桁安打とまさに絶好調だった。ところが初対戦となった中日鈴木に苦しめられた。分岐点は2点を先行された5回。1死一、三塁の場面だ。

 打席には甲斐。ベンチの指示はセーフティースクイズだった。2球目でファウルとなっても、4球目に再び仕掛けた。工藤監督はその狙いを「一塁のビシエドが全く前に出てくる気配がなかった。何回やっても一塁にさえ捕らせれば成功できる」と明かした。結果的に投前に転がり三走中村晃が走塁死。なお二、三塁で川崎は見逃し三振。直後に4点差に広げられ、厳しい戦いを強いられた。

 終わってみれば9試合ぶりの1桁、6安打。球団記録には届かなかった。それでも36年ぶりの15試合連続本塁打。福岡移転後最長となる節目の一発を放った柳田は「(仲間が打つのは)勉強になるし、すごいなってなるんで自分の中で試したりもできる。チームメートのおかげかな」とうなずいた。自身の連続試合安打も14年に記録した最長に2と迫る14となった。

 交流戦3連勝の楽天とは5月1日以来の4・5ゲーム差。「ひとり負け」の代償といえるが、3カード連続勝ち越しと勢いは失っていない。工藤監督も「勝ち越しもできた。しっかり目標とするところはできてはいる」と強調。きょう2日からは敵地横浜でDeNA3連戦。2年前に「ビジョン破壊弾」の伝説をつくった好調柳田を筆頭に、今季セ・リーグ本拠地で初の試合に臨む。

西日本スポーツ

最終更新:6/2(金) 12:13
西日本スポーツ