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総務省が問題視 格安SIMのUQとワイモバの速度は「不公平」なのか?

6/2(金) 9:34配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

格安スマホが盛り上がりを見せる中、大手キャリアのサブブランドの勢いが止まらない。

ソフトバンクやKDDIの潤沢な資金力を背景に、テレビCMを大量に投入。ネットワーク品質も大手キャリアと変わらないことから、ユーザー数が急増している。

大手キャリアサブブランドの勢いを感じさせる画像

特にソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは、「格安スマホ市場で4割のシェアを獲得した」(ソフトバンク・寺尾洋幸ワイモバイル事業推進本部長)といい、一方のKDDI系のUQモバイルも「まずは年間90万契約を狙いたいが、それで満足してはいけない。大台(100万件)を目指したい」(UQモバイル・野坂章雄社長)と意気込む。

スマホ業界にとって毎年2~5月の春商戦は繁忙期とされ、契約者を増やす“稼ぎ時“と言われている。入学や進学のタイミングに合わせて、スマホデビューする学生が多いからだ。

ワイモバイルの寺尾氏は今年の春商戦を振り返り、「昨年をはるかに超える契約者数を獲得した」と胸を張る。昨年、iPhone 5sの取り扱いを開始。学生需要を一気に取り込んだのだが、今年は昨年を上回る契約者を獲得できたようだ。

寺尾氏によれば「契約者数のうち、iPhoneが4割程度で残りがAndroid」という内訳だという。ワイモバイルではAndroidにおいても「Android One」という、キャリアが極力手を加えず、素の状態に近いAndroid体験が味わえるスマホを相次いで投入。iPhoneに対抗し、グーグルのブランド力を味方にユーザーを増やしつつある。

サブブランド各社、次のターゲットは「家族」

学生需要を取り込んだワイモバイルやUQモバイルが、次にターゲットにしているのが「家族」だ。寺尾氏曰く、「学生が家族を連れてきている」。家族のなかで学生がワイモバイルでスマホデビューして、「安くてちゃんと使える」という確認ができた段階で、家族の母親や父親が大手キャリアからワイモバイルに乗り換えていくのだという。

「2016年3月に獲得したユーザーの5人に一人は1年以内に家族もワイモバイルにやってきた」

ワイモバイルでは、2回線目以降は1回線あたり500円割り引くという家族割引サービスを展開しており、これがヒットした模様だ。この動きに後追いするかたちで、UQモバイルも家族向けの2回線目500円引きサービスを始めることになった。

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