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ATM振り込みを千円に制限 長崎県内の金融機関で初 高齢者の詐欺被害防止

6/2(金) 10:20配信

長崎新聞

 長崎三菱信用組合(長崎市)は1日から、現金自動預払機(ATM)で過去3年間、キャッシュカードによる振り込みをしていない70歳以上の高齢者を対象に、ATMで振り込める額を一律千円に制限した。振り込み機能を使って現金をだまし取る特殊詐欺被害を防ぐのが狙いで、県内の金融機関では初めて。

 カードでの預け入れや引き出しは従来通りできる。千円を超える額を振り込む場合は窓口で対応する。

 ATMの操作方法をよく知らない高齢者に携帯電話で指示しながら、指定する口座に現金を振り込ませる詐欺が近年増加。県警は同組合の取り組みを「万一だまされても、被害を物理的に食い止める効果的な取り組み」と評価する。全国の一部金融機関も同様のシステムを導入しているが、システム改修費用や客のクレームなどを懸念し、広がりは見られない。

 県警は1日、同組合の松田裕造理事長に本部長感謝状を贈った。松田理事長は「取引先には高齢の方も多い。特殊詐欺の被害が相次いでいる中、お客さまの大切な財産を守りたい」と話した。

長崎新聞社

最終更新:6/2(金) 10:20
長崎新聞