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岡山・浅口でアジア最大級の望遠鏡搬入作業 口径3.8m、京都大の新天文台

6/2(金) 22:26配信

山陽新聞デジタル

 京都大が岡山県浅口市鴨方町本庄に整備している新天文台で2日、アジア最大級となる口径3・8メートル光学赤外線反射望遠鏡の搬入作業が始まった。8月ごろまでに終える予定。

 搬入は大きく2回に分けて実施。初回は4日までの3日間で、望遠鏡の方角を変える「方位軸」などを除く大半の部品を運び込む。

 初日は京都大関係者と専門業者約15人が作業。新天文台近くの仮設ドームに置かれた新望遠鏡を、1枚鏡と同じ性能を持つ18枚の分割鏡を載せる「主鏡セル」と呼ばれる部品や鏡筒部などに解体してトラックで運び、クレーンを使って新天文台のドーム天井の開口部から入れた。

 京都大関係者によると、2回目の搬入で方位軸などを運び入れて組み立て、全体の調整を終えた上で鏡を取り付ける。来年夏ごろには試験運用が始まる予定。

 口径3・8メートル反射望遠鏡は2015年3月、仮設ドームに設置されたが、16年度に新天文台の建物が完成したため移設をスタート。国内初の分割鏡方式など最新技術を取り入れており、「ガンマ線バースト」といった爆発現象、太陽系外惑星の観測などで成果が期待されている。