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山口祇園祭へ向けお囃子の練習始まる 山口市

6/2(金) 14:42配信

宇部日報

息合わせ「コンチキチン」

 山口市三大祭りの一つ、山口祇園祭(7月)に向け、みこしを盛り上げる祇園囃子(ばやし)の練習が1日、下竪小路の山口ふるさと伝承総合センターで始まった。市内の小学4年生~68歳の25人が「コンチキチン」と小気味よい音を響かせた。山口祇園囃子保存会(真庭宗雄代表)、山口観光コンベンション協会(大庭達敏理事長)主催。

 同祭は約600年前、守護大名の大内弘世が京都を模して始めたとされる。現在も、弘世が京都から勧請した八坂神社によって執り行われている。みこしを先導する祇園囃子は、太鼓、笛、鉦(しょう)の3種類の楽器で演奏され、祭りの盛り上げには欠かせない。山口では第2次世界大戦中、演奏者が乗る山や鉾(ほこ)を手放すなどしていったん途絶えてしまったが、1989年に鉦だけで再開。京都の演奏者に教えを請い、譜面を作ったという。翌年には鉾を製作し、3種類の楽器もそろえて復活した。

 初日は「日和神楽」など3曲を練習した。27年にわたって参加している人もおり、年齢問わず打ち解けた雰囲気。演奏の直前は独特の静寂に包まれ、「打ちましょう、そーれ」の声で、息の合った演奏が会場を明るく満たした。同祭は7月20~27日に中心市街地で開かれる。祇園囃子は、初日のみこしの巡行で披露される。

最終更新:6/2(金) 14:42
宇部日報