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マイナンバーカードで本貸し出しOK 千葉市図書館で導入 県内初

6/2(金) 11:21配信

千葉日報オンライン

 千葉市は1日、市中央図書館や公民館図書室など市立36施設で、マイナンバーカードで本の貸し出しや予約ができる図書館利用サービスを始めた。同システムの導入は千葉県内初。マイナンバーカード活用の幅を広げて普及促進につなげるとともに、市民サービス拡充を図る狙い。

 対象施設の窓口で借りたい本を職員に渡し、設置された専用のICカードリーダーに自分でマイナンバーカードをかざして、貸し出し手続きが完了する。事前登録が必要で、手続きをすればマイナンバーカードのみで本を借りられるようになり、従来の図書館利用カードと両方持ち歩いていた人は1枚に集約できる。

 カードの発行番号(シリアルコード)だけを使い、図書館の利用者番号とひも付けして利用者確認を行う仕組みで、マイナンバーや住所、氏名などの個人情報は使用しない。3月の図書館システム更新にあわせて仕組みを導入。各地区の図書館や分館、公民館図書室の全カウンターにICカードリーダーを設置した。

 マイナンバーカードを使った同様の取り組みは、兵庫・姫路市や富山・高岡市などが行っており、政令市では千葉が初めて。

 市区政推進課によると、同市のマイナンバーカードの交付件数は4月末現在で10万9953枚。市は交付が始まった昨年1月、2020年度末で32万枚の交付目標を掲げた。しかし、今年に入って申請件数の伸びが鈍化し始め、「このままでは達成が難しい」(同課)として目標を取り下げた。

 市はマイナンバーカードの普及促進に向け1月、カードを通じてコンビニで住民票や印鑑証明を交付するサービスを開始。図書館利用サービスは取り組みの第2弾で、市は今後もカードの多目的利用の方法を検討する。同課は「カードの魅力を向上させることで、申請件数の増加が期待できる」としている。