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【MLB】選手が「バットボーイ」と接触する珍事 アウト→ファウルで抗議の監督は退場

6/2(金) 17:21配信

Full-Count

メッツ三塁手がファウルフライを捕球できず、当初は「妨害」でアウトの判定も…

 1日(日本時間2日)のブルワーズ-メッツ戦で、選手のバットなどを片付ける「バットボーイ」が、ファウルフライを捕球しようとする内野手の邪魔になってしまうという“事件”が起きた。

【動画】選手とバットボーイが接触 捕球できず→アウト判定→ファウル判定→監督退場

 敵地に乗り込んできたブルワーズの2点リードで迎えた4回1死満塁の場面。メッツの右腕ウィーラーが投じた2球目のカーブを、ブルワーズのソガードが三塁ファウルゾーンに打ち上げた。これを三塁手のフローレスが追いかけ、ほぼ落下地点に入ったかに見えたが、ここでまさかの出来事が起きた。

 ベンチの前に座っていたブルワーズのユニホーム姿のバットボーイは、打球が上がると立ち上がり、椅子を持って移動を始めていた。座っていた場所に打球が飛んでくると思った可能性が高いが、結果的にボールを追って走ってきたフローレスと接触する形に。飛球を見上げていたフローレスは驚いた表情でバランスを崩し、捕球することができず、バットボーイを見ながら両手を広げた。

 バットボーイはそのまま三塁側のブルワーズベンチへ。メッツの本拠地シティー・フィールドは一瞬、大ブーイングに包まれたが、審判はアウトを宣告。地元テレビの実況も困惑しながら、「審判はバットボーイの妨害でアウトとした」と説明した。しかし、その後、審判が協議して判定はファウルに変更されると、今度はメッツのコリンズ監督が猛抗議して退場処分に。結局、ファウルでプレー続行となった。

当事者のフローレスはバットボーイを擁護「怒りをぶつけることはできない」

 米全国紙「USAトゥデー」は「ブルワーズのバットボーイがメッツ内野手を妨害。しかし、奇妙なことに妨害とは判定されず」とのタイトルで記事を掲載。「2017年不思議プレーの一つが起きた」として、詳しく伝えている。

 記事では、プレーの描写の後に「どういうわけか、これはアウトではないそうだ! バットボーイが妨害したため、審判は当初アウトと判定していた。しかし、審判たちが協議したのち、それは故意の妨害ではないため判定をひっくり返した」と指摘。その上で「当然、メッツのテリー・コリンズ監督は怒り、最終的に判定に異議を唱え退場処分となった」としている。

 同紙は「これが故意(の妨害)か否かを判断するルールだ」として「故意の妨害か故意でない妨害かの判断はその者の動きに基づく」とのルールを紹介。つまり、今回は審判団がバットボーイの動きが故意ではないと判断し、ファウルに覆したと強調した。MLB公式サイトも、バットボーイが故意であったかどうかがポイントになると説明している。

 もっとも、記事によると、“当事者”のフローレスは試合後に「彼(バットボーイ)に怒りをぶつけることはできないよ。彼は(打球を)避けようとしたんだ。でも、逃げる場所を間違えていた」と、バットボーイを擁護したという。

 ソガードはその後、ファウルで粘ったものの、7球目を打って遊ゴロ併殺打。満塁の絶好機を得点につなげることが出来ず、チェンジとなった。結果的にファウルフライよりも悪い結果に終わったが、フローレスは「ボールは嘘をつかないね」と振り返ったという。なお、試合は2-1でブルワーズが逃げ切り、2連勝を飾った。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/2(金) 18:53
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