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男性のサンダル履き、都会では避けるべきか

6/2(金) 17:07配信

ウォール・ストリート・ジャーナル

避けるべき派の意見

 コロンビア大学メディカルセンター精神科の事務職員であるデービッド・ハーストさん(54)は、地元のニューヨーク市では、サンダル履きがご法度だと考えている。それは、見た目に美しくないからではなく、衛生上の理由からだ。たった数時間履いただけでも「足が汚れる。道路も歩道も汚れているからだ」。

 とりわけ、友人と会う場合は、マンハッタンの泥がこびりついた足を見られたくないと考える。街中ではテニスシューズかローファーで足を覆い、サンダルはプールサイドで使う方が良いとハーストさんは語る。

 女性たちはニューヨークやパリ、北京などの都市で、当たり前のようにきゃしゃなサンダルを履いていると反論する人も中にはいるかもしれない。こういった都市の歩道は、7月半ばになると、決して快適とは言えなくなる。だが、そこには情状酌量の余地がある。男性たちが毎日浴びるいいかげんなシャワーは、足にたまった汚れを落とすのには十分でないのに対し、多くの女性たちは1~2週間に1度ペディキュアの予約をして、足が集中的に磨かれ、きれいな状態に戻している。加えて、女性が素足を見せるのは、社会的に容認されている。

 このほか、都会でサンダルを履くと、人の目が気になるという男性もいる。ライターのケビン・バローズさん(28)は、ロサンゼルスに住んでいるが、サンダルを履いていったら、同僚にばかにされ、プロ意識がないように見られたという。「つま先が見える靴をはくと、休暇中のような気分になる」と言う。そういう靴は週末の外出用だ。

避けなくてもよい派の意見

 サンダルのように見えないサンダルは、サンダルではない。マディソン街を歩くためのオープンエア・シューズを選ぶときと、ホテルの部屋からプールサイドにある更衣室まで突っ掛ける履物を選ぶときとでは、同じ基準を用いるべきでない。

 靴ブランド「マリブ・サンダルズ」の創業者、ケビン・オニール氏は都会でサンダルを履く権利を断固として主張する。同氏によると、サンダルは日常を忘れさせる効果がある。「履くとすぐに緊張感が和らぐ」というのだ。同氏のブランドのサンダルはオープントゥのデザインで、夏の汚れた街を歩くには、ビーチサンダルより適している。

 テキサス州オースティンのアパレル専門店「バイジョージ」のバイスプレジデントを務めるキャメロン・スミス氏も、都会向けのサンダルを履くことに賛成する。同氏は、より上品でオールレザーの中間色のサンダルを顧客に勧める。サンダルのスタイルは、ワードローブに合うようにすべきだという。同氏のおすすめは、「ドリス・ヴァン・ノッテン」のクロスストラップが付いたヌバックサンダルや、「ビルケンシュトック」のマットブラックのサンダルなどだ。これらの洗練されたサンダルは、都会の雰囲気にぴったりだ。

 人を不快にさせないため、満員の地下鉄内で素足をさらすまえに、足の大掃除をして、嫌な顔をされないようにしたい。マリブのオニール氏は、「たまにひどい足を見かける。都会でオープントゥを履くなら、手入れをしておくべきだ」と話す。

By Jacob Gallagher

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