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田中俊介、「ボイメンを一生やっていくために…」役者としての強い決意

6/2(金) 6:20配信

クランクイン!

 人気エンタテイメントグループ・BOYS AND MENのメンバー、田中俊介がBL(=ボーイズラブ)映画に主演する? しかもその作品は人気漫画家・中村明日美子原作の問題作『ダブルミンツ』!? 重なった2つの出来事は互いのファンに衝撃を与えた。加えて、田中は同作出演のため14キロ減量。ボイメンとして活動する中で、徐々に痩せていく姿にメンバーやファンから「めちゃくちゃ心配された」と当時を振り返り苦笑いを浮かべた田中。並々ならぬ決意を胸に『ダブルミンツ』に参加にした田中に、公開を迎える現在の気持ちを聞いた。

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 『ダブルミンツ』は、昨年、劇場アニメ化され大きな話題を呼んだ『同級生』の原作者であり、サブカル界のカリスマ・中村明日美子が描く同名コミックが原作。時を経て、同じ“イチカワミツオ”という名を持つ2人の男が、やがて取り返しのつかない犯罪の世界へと堕ちていき、互いにしか理解し合えない極限愛を描く。同作で田中とダブル主演を務めるのは映画やドラマなど話題作への出演が続く俳優・淵上泰史。メガホンは、『下衆の愛』が世界中の映画祭で絶賛された内田英治監督だ。
 
 同作でBLというジャンルに初めて触れたという田中は当初、「壁があった」と正直に明かす。だが「読み始めるとすごく面白くて、こんなに深い話なんだ」と感銘を受けたと言い「その感覚をみんなに届けたい」と思ったと話す。強い気持ちが芽生えた一方で、公開を迎える現在は「(みなさんに)どう映るのか、どう捉えてもらえるのか…。ドキドキですね」とハニかむ。
 
 オファーを受けてから撮影に臨むまでに、1年間の準備期間があり、その間で14キロ減量した。「原作があるお話なので、僕はこの原作に寄せたい、内面もビジュアルも近づけたいという思いがあった」と口にする。物語の根底にある「同性愛についてや共依存についても、ひたすら勉強しました。1年掛けて、役作りができるという環境は幸せでした」。


 しかし、田中のそんな思いとは裏腹に周囲の人間は不安を隠せなかったようだ。「どんどん痩せていき、楽屋にいるときも静かにしていることが多かったこともあって、メンバーは心配していたみたいです。着替え中の浮き出た肋骨を見て『どうしたんですか!?』と驚かれたりもしました」と苦笑い。『ダブルミンツ』の世界観に入りたかったという田中は、「役作りだということを気安く話せなくて…」と当時を振り返った。
 
 今回、主演として映画に出演した田中だが、「お芝居はめちゃくちゃ難しいのですが、僕はボイメンをやりつつ、一人の役者としてもやっていきたいと思っています」と力強く語る。また、「BOYS AND MENとして一生やっていきたい」とも。ゆえに「ずっと(ボイメンを)やっていくためには、メンバーそれぞれが様々なジャンルで、1人でもしっかり生きていける力を身に付けないとグループが無くなってしまう」と続け、俳優として、そしてBOYS AND MENのメンバー・田中俊介として前を見据えた。
 
 最後に、同作に絡めて、まだ出会ったことはないという「“タナカシュンスケ”さんに出会ったら?」と聞いてみたところ「意識しちゃうんだろーなー(笑)。ものすごく仲良くなるか、嫌いになるか…。この映画みたいに高校の同級生とかだったら、どうなるんだろう」と楽しそうに想像する。まだ見ぬ“タナカシュンスケ”に、この映画をきっかけに出会うかも…?(取材・文・写真:ほりかごさおり)
 
 『ダブルミンツ』は6月3日より全国公開。