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WRC:トヨタ、イタリアでグラベル連戦3戦目に挑む。ラトバラ「走り方を少し変更する必要」

6/2(金) 17:59配信

オートスポーツweb

 2017年からWRC世界ラリー選手権に復帰参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRT。チームが挑む次の戦いは、6月8~11日に行われるグラベル(未舗装路)連戦3戦目、WRC第7戦イタリア・サルディニアだ。トヨタは第6戦ポルトガルに続き3台のヤリスWRCを投入する。

【写真】トラブルを避けるには「ドライビングスタイルを少し変更する必要がある」としたヤリ-マティ・ラトバラ

 ラリー・イタリア・サルディニアは地中海に浮かぶイタリア領サルディニア島が舞台。設定されるステージは全体的に道幅が狭く曲がりくねっており、コース脇には木々が生い茂っていることから、わずかなミスが大きなクラッシュにつながりかねない。

 また、路面は目の細かい砂のようなグラベルで覆われているが、その下には硬い岩盤や石が隠れており、マシンが通過するたびに路面は荒れていく。そのため走行2回目にはわだちが深くなることから、各ドライバーは車高の調整を行う必要が出てくる。

 チームにとっては気温も忘れてはならない要素だ。6月のサルディニア島は平均気温が高く、エンジンを始めマシンに負荷がかかりやすい。高い路面温度がタイヤに与える影響も大きく、ドライバーにはタイヤマネジメントの精度も求められる。

 競技は8日(木)夜に、島北西部のアルゲーロで行われる2kmのスーパーSSで開幕。翌9日(金)から本格的なグラベルラリーがスタートする。今年は全19SSが設定され、合計距離は312.66km、総走行距離は1496.37kmだ。

 現在、ドライバーズランキング3位につけるヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は、2009年に同大会を制しているほか、昨年は2位表彰台を獲得。チームメイトのユホ・ハンニネン、エサペッカ・ラッピも過去に複数回の出場経験を持つ。

■マキネン「実戦の場での開発も予定」

「ラリー・イタリア・サルディニアは、かなり大変なラリーだ。我々のクルマの仕様は前戦ラリー・ポルトガルとあまり大きくは変わらないが、ポルトガルで学習したいくつかの要素が、イタリアで役立つであろうと期待している」と語るのはチーム代表のトミ・マキネン。

「サルディニアは気温がかなり高くなると予想され、パンクの可能性も高まるが、ドライバーたちはうまく対処してくれるはずだ」

「私の希望は3台揃っての完走であり、その上で何ポイントか獲得できれば、なおいい。サルディニアでは、エサペッカに協力してもらって、実戦の場での開発を予定しているが、何よりも重要なのは走行距離を伸ばし、可能な限り多くを学ぶことだ」

 前戦のラリー・ポルトガルで体調不良に見舞われながらも総合9位に食い込んだラトバラは「ラリー・ポルトガルよりも暑く、路面が滑りやすく、そして出走順がより大きな影響を及ぼすだろう」とコメント。

「路面は場所によって非常に硬いため、それほど荒れもせず、またコースを2回目に走行する際もコンディションはそれほど悪くはならないだろう。ただし、路面上の石は跳ね飛ばされることなく道の上に留まり続けるため、パンクの可能性が高く、ダンパーにダメージを受ける危険性もある」

「それを避けるためには、コーナー内側の石に注意して走るなど、ドライビングスタイルを少し変える必要があるんだ」

 また、ハンニネンは「今回もクリーンな走りができれば、さらに多くのポイントを獲得できるチャンスがあると考えている」と意気込んだほか、ラッピは「リタイアせず生き残ることが重要なイベント。トラブルやアクシデントと無縁で最後まで走り切り、フィニッシュすることを目標に置いている」と語っている。

[オートスポーツweb ]

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