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「四百年の森」拡張 卯辰山の魅力向上へ、新たに桜70本植樹

6/2(金) 2:22配信

北國新聞社

 金沢市は今月、桜の名所として知られる市卯辰山公園内の「四百年の森」の拡張整備に着手する。面積を約4千平方メートル広げて現在の約1・5倍とし、新たに桜約70本を植える。来年度の完成を目指す。市街地近くの丘陵地で、桜並木を見上げたり見下ろしたりして楽しめる特徴的な景観をつくり出し、市民や観光客に満喫してもらう。

 1日に開かれた市議会建設企業常任委員会で報告され、完成イメージ図が公開された。

 四百年の森は1982(昭和57)年、加賀藩祖前田利家の金沢入城400年を記念して整備された。谷あいの斜面約1ヘクタールにソメイヨシノやサトザクラなど約230本が植えられており、観桜期には大勢の花見客でにぎわっている。

 新たな整備は、2014年度に策定した「卯辰山公園開園100年魅力向上計画」に基づく取り組みとなる。計画では、斜面を広げて芝生を敷き、散策するための小道をつくる。植樹する桜は、ソメイヨシノやヒガンザクラなどの若木を予定している。

 市によると、四百年の森は観桜期以外の時期も、親子連れやお年寄りらがピクニックやウオーキングで訪れており、拡張整備によって利用者が増えることが期待される。

 卯辰山公園の花菖蒲(はなしょうぶ)園の向かいでは、城下町を一望できる眺望スポット「眺望の丘」(仮称)の整備が今月中に始まる。約5千平方メートルの更地に造成し、あじさい園や芝生広場、展望デッキなどを備える。観光バス3台や乗用車14台分の駐車場も設け、花菖蒲園と連携した交流の場を目指す。

 既存の展望台「見晴らし台」や「望湖台(ぼうこだい)」とはひと味違った内灘町方向の眺望が開け、卯辰山の新たな魅力の一つとなる。来年度の完成を目指す。

北國新聞社

最終更新:6/2(金) 2:22
北國新聞社