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5月米雇用者数:13.8万人増に減速、失業率は低下も労働力人口が減少

6/2(金) 23:33配信

Bloomberg

米労働省の2日発表によると、5月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比13万8000人増と、4月の17万4000人増(改定値)から減速した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は18万2000人増だった。3月と4月は合わせて6万6000人の下方修正となった。

家計調査に基づく5月の失業率は4.3%で、前月の4.4%から低下した。エコノミスト予想は4.4%だった。失業者数が減少した一方で、就業者数も減り、労働力人口は縮小した。

平均時給は前月比では0.2%増と、市場予想と一致。前年同月比では2.5%増。市場予想は2.6%増だった。

JPモルガンの米国担当チーフ・エコノミスト、マイケル・フェロリ氏は「雇用の伸びはやや期待外れだったが、労働市場のタイト化が続くには十分だ」とし、「おおむねトレンドを上回る成長とスラックの減少が進んでいる経済という全体的な筋書きは変わらない」と指摘。6月の利上げに向けた「軌道を連邦公開市場委員会(FOMC)は引き続き進む」と述べた。最新の雇用の数字は、最近のトレンドからすれば妥当な逸脱の範囲内だと続けた。

5月の労働参加率は62.7%と、前月の62.9%から低下。フルタイムでの職を望みながらもパートタイム就労を余儀なくされている労働者や職探しをあきらめた人などを含む広義の失業率は8.4%と、前月の8.6%から低下し、2007年11月以来の低水準となった。正社員を希望しながらもパートタイムで働く労働者は5万3000人減少して522万人。

民間雇用は14万7000人増加(予想17万5000人増)。前月は17万3000人増だった。政府職員は9000人減少した。

製造業は1000人減、建設業は1万1000人増。小売りは6100人減と、4カ月連続のマイナス。娯楽・ホスピタリティ関連は3万1000人増えた。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Slower Hiring, Unemployment Drop Give Mixed U.S. Labor Signs (1)(抜粋)

Sho Chandra

最終更新:6/2(金) 23:33
Bloomberg