ここから本文です

【日本株週間展望】堅調、内外景気の良好と割安評価-節目達成感重し

6/2(金) 16:32配信

Bloomberg

6月1週(5-9日)の日本株は堅調となりそうだ。米国や日本の良好なファンダメンタルズが再確認されることに加え、日本株の相対的な出遅れ感が支えになる。

ブルームバーグの調査では、5日に発表される5月の米ISM非製造業景況指数は57と前回の57.5から小幅に低下するが、2015年10月以来の高水準を維持する見通し。アトランタ連銀が公表する「GDPナウ」によると、4ー6月(第2四半期)の米国内総生産(GDP)は前期比年率4%増が予想されている。一方、8日発表の日本の1ー3月期GDP改定値は、前期比年率2.4%増と速報値の2.2%増から改善する見込みだ。1日に発表された1ー3月期の法人企業統計などを踏まえ、SMBC日興証券は公共投資と設備投資がともに上方修正されるとみている。

良好な国内の企業業績も投資家に安心感を与えている。大和証券によると、主要上場企業(金融除く)の2016年度の経常利益は9年ぶり過去最高を更新し、17年度は11%の2桁増益を見込む。市場では、日本企業の稼ぐ力が向上し、為替動向に左右されにくくなってきた点を評価する声も多い。ブルームバーグのデータでは、TOPIXの17年の予想PERは14.4倍と米S&P500種指数の18.7倍、ストックス欧州600指数の16.1倍を下回り、海外に対する割安、出遅れ修正の動きが続く可能性がある。

もっとも、海外の政治リスクには注意が必要だ。8日には、米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官がトランプ大統領による解任について上院情報特別委員会で証言する。米政権とロシアとの関係を巡る疑惑が深まり、経済政策の停滞感が強まれば、株式市場はネガティブに反応する恐れがある。このほか、9日は株価指数先物・オプション6月限の特別清算値算出(メジャーSQ)となる。5月5週の日経平均株価は週間で2.5%高の2万177円28銭と続伸、2日の取引で15年12月以来、1年半ぶりに2万円を回復した。

1/2ページ

最終更新:6/2(金) 16:32
Bloomberg