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家でもお弁当を!美濃焼のお弁当箱〈ieben〉。料理家・窯元・デザイナーがコラボした逸品/岐阜

6/2(金) 23:31配信

Webマガジン コロカル

コロカルニュースvol.2103

おいしいものを詰めるとき、蓋を開けるとき、わくわくしてしまうお弁当。携帯食は世界中にあるけれど、お弁当箱が発達しているのは、日本がダントツなのだとか。

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今日は、そんなお弁当を家でも楽しむために生まれた、美濃焼のお弁当箱〈ieben(イエベン)〉をご紹介します。

手がけたのは、お弁当を愛する料理家、野上優佳子さんと岐阜県の窯元〈芳泉窯(ほうせんがま)〉の北邑(きたむら)宜丈さん、プロダクトデザイナーの島村卓実さん。

3人のお子さんを育てながら料理家として忙しい日々を送っている野上さんは、家で夜ごはんを食べれないとき、「すぐに食べられて、片付けも楽で、そして蓋を開けるときの楽しさによって少しでも寂しさが軽くなれば……」という思いから家族のためにお弁当を用意して出かけるといいます。

「残り物をただ皿に乗せてラップをすれば残り物でしかないけれど、それらをひとつの弁当箱に詰めると、その集合体は“お弁当”という食事に変身します。ふたを開けるだけ。食べ終わったら洗い物は、お弁当箱ひとつだけ。弁当の、その清々しさが好きです」と、野上さん。

そんな野上さんの思いと芳泉窯の技術、島村さんのデザインから開発されたのが、ieben。丈夫ながらも、重さは軽い方がいい。そんなリクエストを受けて芳泉窯の北邑さんが試行錯誤を重ね、ほど良い厚みと重さのお弁当箱ができました。

電子レンジや食洗機、オーブンにも使用できます。また、一箇所だけ丸みのない角になっているところからは、スープなどの汁物を飲みやすく。いたるところに、細かい工夫が施されています。重ねられるから、冷蔵庫のなかで場所をとらないのもいいのだとか。


■いつもの食卓に、あたらしい機能とデザインをまとう美濃焼を

岐阜県、東濃地域で生産されるやきもの「美濃焼」。芳泉窯は、その地で1947年に創業した窯元です。現代表の北邑さんがこだわっているのは、陶器の原料である粘土。3年の月日を費やし、主に東濃地域で採れる粘土に天然鉱石を加えたオリジナルの粘土を開発しました。

そんな土へのこだわりから生まれたのが石のようなマチエールのセラミックブランド〈likestone〉。iebenは、このシリーズのひとつです。割れてしまった陶器を粉砕して粘土に混ぜたり発色の異なる粘土を混ぜ合わせることで有機的な風合いのうつわに仕上がったのだそう。石のようなフラワーベースは、ほんものの石みたい!マットな質感が何とも素敵です。

デザインとブランドディレクションを手がけた島村卓実さんは、食品から車、バス、建築、家具などのデザインを手がけるプロダクトデザイナー。間伐材をデザインしたプロダクトシリーズ〈monacca〉はMoMA(ニューヨーク近代美術館)でも販売されたのだとか。

食卓にオーガニックな風を運んでくれる、likestoneシリーズ。ぜひ使ってみたいですね!


writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。

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