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欧州市場サマリー(2日)

6/3(土) 3:28配信

ロイター

[2日 ロイター] - <為替> ドルが下落し、ユーロなどに対して7カ月ぶりの安値をつけた。5月の雇用者数の伸びが予想を下回ったことを受け、年後半の利上げ見通しが不透明となった。

金利先物が織り込む今月14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は約87%。また年後半の利上げ確率は50%以下となっている。

ドル/円は110円台半ば付近での取引。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 小幅続伸で取引を終えた。FT100種<.FTSE>は一時7598.99と取引時間中の最高値をつけたが、5月の米雇用統計が期待外れの内容だったことが世界的に株価の重しとなり、終盤にかけて上昇幅を圧縮した。

勢いを欠く米雇用統計が相場の重しとなる一方、米国の早期利上げ観測が後退したことから、金が約6週間ぶりの高値をつけた。産金大手のランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>と金・銀生産のフレスニロ<FRES.L>はそれぞれ4.0%と3.8%の値上がりとなった。

原油価格の値下がりでエネルギー株は売られた。石油大手のBP<BP.L>は1.5%安。トランプ米大統領が1日、地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」からの離脱を表明したことで、原油掘削が増えて世界的に供給過剰に陥ると懸念された。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。投資家は欧州市場に引き続き資金を振り向けているものの、米国の雇用統計の内容が期待外れだったことに伴う売りも出て、欧州域内の主要な株価指数の上げ幅は限られた。

こうした中で、ドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>と英国のFT100種<.FTSE>は一時、取引時間中の最高値を更新した。

DAXは前日発表の米新車販売台数が予想より良かったことから自動車株が値上がりした。工業用ガス大手のリンデ<LING.DE>が大きく買われたことも追い風となった。リンデは、米国の同業プラクスエアとの730億ドル規模の合併計画を取締役会が承認したことが好感された。リンデの株価は2.0%高だった。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)内で金融刺激策の縮小を求める声が高まる兆しが出ていることを受け、ユーロ圏全体で長期債に対する需要が減退し、この日の取引でドイツの30年債と10年債利回り格差は1年半ぶりの水準に拡大した。

ECBのドラギ総裁は今週、ユーロ圏の経済成長は改善している可能性があるとしながらも、インフレは引き続き抑制されており、大幅な刺激策がなお必要な状況となっているとの考えを表明。一方、独連銀のワイトマン総裁はこうした見方に反対を示している。

この日の取引で独10年債<DE10YT=TWEB>と30年債<DE30YT=TWEB>の利回り格差は一時86ベーシスポイント(bp)と、2016年1月以来の水準に拡大した。この日の取引でイタリアの10年債<IT10YT=TWEB>と30年債<IT30YT=TWEB>の利回り格差は111bpと、2カ月半ぶりの水準に拡大した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

最終更新:6/3(土) 3:33
ロイター