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けんなん女子鼎談(1) ママの目線、3人が取材

6/3(土) 18:00配信

茨城新聞クロスアイ

首都圏中心部に近く、多様な世代が交流する県南地域。この地で活動する子育て真っ最中の女性3人がペンとカメラを持ち、「けんなん」の子育て事情と話題を発信します。シリーズ第1回は、企画に関わるNPO子連れスタイル推進協会の光畑由佳代表理事と茨城新聞社の小田部卓社長に登場してもらい、「けんなん」への思いなどを聞きました。 (司会・同協会 神原千恵)

-まず、なぜ県南にスポットを当てる企画を考えられたのでしょう。

小田部 人口が増え、勢いのある県南地域を取り上げたいと思っていました。

特につくばは、古くから住む人も、新しく外から入って来た人もいる中で、画期的なことをぽんぽんやっている。行政や地域社会を変えていく勢いです。そうした県南地域の情報を、女性や主婦の目線で書いてもらいたいと思ったのです。

-女性の目線ですか。

小田部 同じ情報を発信するにしても、われわれ新聞記者とは違う、女性や主婦ならではの視点があると思います。そういう情報発信を紙面でやってみたいとずっと思っていました。

-なぜ私たちだったのでしょうか?

光畑 去年、確か県北芸術祭で社長とお会いしたときの思い付きですよね。

小田部 実はずっと前から頭の中にアイデアはあって。いつその話を切り出そうかとタイミングを見計らっていました。地域にとても関心があって、かつ具体的に行動されている光畑さんだから、お声を掛けたわけです。

-光畑代表は倉敷出身で、大学進学で東京へ。結婚を機につくばに住み始めたという、外から来たまさに「Iターン」ですね。

光畑 そう。つくばは私のような、外からの人を受け入れてくれるエリアだと思う。とても住みやすいし、仕事もしやすかったんです。多様なバックグラウンドの人たちが化学反応を起こすというか。

小田部 県南は、外から来た方が実際に住んでいる。そういう意味でも面白い場所だと思うんですよ。地方の良さと都会っぽさを併せ持っているような。

-社長から見て女性は思いも付かないことをする?

小田部 授乳服の専門店なんてすごいことを考え付いたなと思っています。子連れで出勤するという概念も驚きましたし。

光畑 子連れで働いていても、赤ちゃんはとても静かで落ち着いているんですよ。早くから連れ歩くことは、赤ちゃんにとって「コミュニケーションの英才教育」になると。

小田部 確かに、そういった中で力を付けていく、子どもや女性の力は大きいと感じます。少子高齢化で全体的な潜在力が落ちている。男とか女とか、大人とか子どもとかと区別している時代ではない。そういった力を地域の活力としてお借りしない手はないだろうと。

-最後に。この「けんなん女子鼎談」に期待されるのはどんなことでしょうか。

光畑 いまメディアでは、子育てをはじめとして、生きづらさを感じさせる報道が多い。でも私は地方でこそ、その価値観がひっくり返ると思っています。そうしたことを、地方から発信できるといいなと。この企画が、地方創生につながる全国に先駆けた事例になれば良いなと思いますね。

小田部 こんな見方があるのかと、毎週新しい発見ができるような紙面になればいいと。読者の皆さまにも同じことを感じてもらえるのではと思っています。
(構成・NPO子連れスタイル推進協会 牟田祥子) 
(次回は10日掲載)


みつはた・ゆか NPO子連れスタイル推進協会代表理事、モーハウス代表。県ユニセフ協会評議員。茨城大学社会連携センター特命教授。筑波大学大学院非常勤講師。

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