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サバニ担いで「フナ、クヤ」歩く 石垣・伊原間の海人祭「船越屋(フナクヤー)ハーリー」

6/3(土) 10:18配信

琉球新報

 【石垣】旧暦5月4日の5月29日、石垣市伊原間の船越漁港で海人祭「船越屋(フナクヤー)ハーリー」が開催された。北部漁友会や伊原間中の生徒らが「フナ、クヤ」と掛け声を上げながら、サバニを担いで約200メートルの距離を歩く伝統の風習を再現し、豊漁と航海安全、地域の繁栄を願った。

 平久保半島の付け根に面し、東の浜から西の浜まで約200メートルしかない船越の漁師は風向きに合わせて出港場所を決め、船を運んでいたという。

 節目の20回となる今回は初めて、東の浜で北部漁友会と桃里漁友会が「御願ハーリー」を行った後、西の船越漁港までサバニを担いで運んだ。

 中学生のハーリー体験や団体ハーリーなどのほか、日露戦争中に伝達のために宮古島から石垣島にサバニで渡った「久松五勇士」にちなみ5人1組でサバニをこぐ「五勇士ハーリー」が行われた。

 20回目を迎えたことに発起人の平良正吉さん(66)は「最高の気持ちだ。新たに祭りのメニューも考えて、大きくしていきたい」と語った。

琉球新報社

最終更新:6/3(土) 10:18
琉球新報