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巨人悪夢の8連敗 ファンの嘆きは選手に届くのか

6/3(土) 14:15配信

東スポWeb

 迷走が止まらない。巨人が2日のオリックス戦(東京ドーム)にも5―6で敗れ、2006年以来11年ぶりの8連敗を喫した。守護神カミネロを含む大量8選手を入れ替え、オーダーを一新して臨んだ一戦も結果は最悪。3点リードの8回二死から登板のマシソンが9回二死に同点とされ、延長11回に今村が痛恨の勝ち越し弾を浴びた。ショッキングな敗戦続きで、G党からは批判が殺到し、球団内外でストレスが頂点に達している。

 絵に描いたような悪夢だった。勝利目前の9回二死から、東京ドームにG党の悲鳴が何度もこだました。今季最長4時間37分の試合が敗戦で幕を閉じると、嘆きは怒声へと変わった。

 オリックス先発の西から4番に座った村田が逆転2ランを放ち、坂本にも2点適時打が飛び出し、7回を終えて4―1。ベンチは8回二死から、新守護神のマシソンを投入して逃げ切りを図った。

 ところが回をまたいだ9回二死から、全てが暗転した。ロメロの特大ソロで2点差とされると、西野に中前打、安達の適時二塁打であっという間に1点差。そして小谷野の打球が右中間を割った瞬間、勝利へのゲームプランは崩れ去った。

 延長11回に2点を勝ち越された後も、打線は長野のソロなどで追いすがったが、粘りは一歩及ばず。由伸監督は悔しさを押し殺し「彼ら(選手)も必死に流れを変えようとやってくれている」と言葉を絞り出した。

 本拠へ戻っての一戦を前に、首脳陣は大掛かりなテコ入れを図った。打線強化を念頭に苦肉の策で守護神のカミネロとの入れ替えで、クルーズを昇格。中井、立岡、山本を降格させ、西村、篠原、橋本到を補充した。ただ、この時点で不安を指摘する声はあった。試合前、某球団のスコアラーは「クルーズを上げたいなら、マイコラスが投げてから入れ替えてもいいのでは」と首をひねると「接戦になれば、どうしても勝ちを急いでマシソンを使い倒すことになる。マシソンが潰れてしまったら、巨人はおしまいですよ」と語っていた。

 結果的に、マシソンは34球を投げた。尾花投手コーチは8回二死、3点リードで桜井に代えての投入について「何が何でも(連敗を)止めたかったんで、彼にお願いしました」と説明した。進言を受け入れた由伸監督も「今一番抑えられる投手がマシソン。逃げ切らないといけないという選択」と意図を語ったが、逃げ切りに成功していたとしても、ダメージは残る起用だった。
 原前監督もテレビの中継解説でその点を指摘。「僕らがウジウジいうべきじゃないかもしれないが、回またぎというのがね…」と疑問を呈したが、カミネロが不在となった今、マシソンの今後にも不安を残す選択は正しかったのか。試合後のベンチ裏でも、議論は絶えなかった。

 G党の不満も破裂寸前だ。球場で敗戦を見届けた老川オーナーの耳にも声は届いているという。「(読売)新聞社にも球団にも、ファンの苦情というか、嘆きの声が聞こえてきている」と明かすと「プロ野球はファンで成り立っている仕事。ファンの目というものを選手一人ひとりがしっかり意識してもらわないと。ファンの期待に応えるということが第一。勝つことがファンに対する最大のサービスですから、選手一人ひとり意識してもらいたい」と現場へ呼びかけた。

 この日、東京ドームに詰め掛けたファンは満員の4万6441人。張り詰めた思いは由伸監督も肌で感じている。「こんなに遅くなっても応援してくれる方々たちがたくさんいましたんでね。そういう人たちの期待に早く応えていかないといけない」。球団の連敗記録は1975年に球団史上初の最下位に沈んだ年の11連敗。光が見えないまま、デッドラインが迫っている。

最終更新:6/3(土) 14:22
東スポWeb

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