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原因は「単調な投球」ヤンキース田中の4連敗を評論家指摘

6/3(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 ヤンキース・田中将大(28)が勝ち星から遠ざかっている。

 31日(日本時間1日)のオリオールズ戦は5回3分の2を9安打7失点で5敗目(5勝)を喫した。三回には、メジャー4年目で500奪三振に到達しながら、自己ワーストの4連敗で、黒星は早くも昨季を上回った。

 田中は「制球ミス。ストライクゾーンの真ん中に入ったのが、大きなケガ(失点)につながった。あしたから次の登板に向けてやっていくしかない」と話したが、これまでも調整は重ねてきた。

 田中は連敗中、ロスチャイルド投手コーチと二人三脚で投球フォームを見直し、技術的な修正を図った。前回(5月26日)のアスレチックス戦では八回途中まで5安打1失点、自己最多の13奪三振と復調の気配を見せながら、またしても火ダルマになった。

 田中が長いトンネルから抜け出せないのは自身の技術面に加え、他球団から徹底的に分析されたことも原因ではないか。

 実際、同地区のライバルであるオリオールズは田中を徹底的に研究したのだろう。各打者とも田中の最大の武器であるスプリットを平然と見送ったり、低めのスライダーやツーシームを完璧に捉えるシーンが目立った。

 昨季は31試合で14勝(4敗)をマークしたヤンキースのエース右腕を攻略しようと、他球団が目の色を変えるのは当然のことだ。

「今季の田中は状態が悪いわけではありません」とは、JスポーツのMLB中継で解説を務める評論家の三井浩二氏だ。

「時折、変化球が甘く入ることはあっても、抜けたり、逆球になるケースはほとんどない。むしろ投球スタイルに問題があると思う。田中はレッドソックス相手(4月27日)に、わずか97球で完封して以降、投球が単調になる傾向がある。本人が理想とするツーシーム主体の投球で結果を残し、それに固執しているのです。相手打者に手を出させるためにストライクゾーンで勝負し過ぎて集中打を浴びている。相手は田中の投球パターン、配球をかなり研究しているだけに、ツーシームより直球の割合を増やすなど、スタイルを変えなければ、今後も厳しいマウンドが続くと思う」

 田中が変えるべきは、投球フォームよりも頭の中身か。

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