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【日本ハム】熱闘甲子園!松本が高校生ばりに泥臭く逆転打

6/3(土) 6:04配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神2―4日本ハム(2日・甲子園)

 打球が左翼線へ抜けると、日本ハムナインはみな、高校球児のようにはしゃいだ。1点ビハインドをセーフティースクイズで追いついた直後の9回1死二、三塁。代打・松本がドリスのフォークを振り抜いた。勝ち越しの2点適時二塁打だ。「何とか食らいついていく気持ちで打った。うれしいです」と大仕事を振り返った。

 栗山監督の熱すぎる思いがナインに乗り移った。甲子園はキャスター時代、テレビ朝日系「熱闘甲子園」で毎年取材に訪れた場所だ。試合前から不振のチームを思うがあまり「聖地。出た選手も、出られなかった選手もいろいろな思いがあると思う。甲子園から力をもらってチームが大きく変わるチャンス」と興奮気味だった。

 さらに、試合を決めた23歳の松本は甲子園の“申し子”でもあった。帝京ではスーパー1年生と呼ばれ、指揮官が取材に訪れたほどの注目選手。3度甲子園に出場した。3年夏は現在チームメートの大谷(花巻東)からタイムリーも放った。高卒6年目の今季「レギュラーを取る」と宣言。4月25日のソフトバンク戦(北九州)で千賀から2発を放つなど着実に成長を遂げた。パの主催球場なら右翼手としてスタメン起用されたはずだが、ベンチに残っていた。

 試合後の栗山監督は9回の逆転劇を満足そうに振り返った。犠打あり、スクイズあり、盗塁あり。地道に奪い取った3点で3連勝だ。「俺も試合前からテンションが上がっていたし、ベンチもそんな雰囲気が流れていた。がむしゃらになってやることしか、流れは変わらない」と借金生活からの逆襲に手応えを口にした。日々繰り返す、「高校生のように後がない全力野球」を聖地で体現し、勝利をつかんだ。熱闘の末に奪った格別な1勝を、浮上のきっかけにする。(岸 慎也)

 ◆松本 剛(まつもと・ごう)1993年8月11日、埼玉県生まれ。23歳。帝京高では1年夏、2年春と甲子園8強。3年夏は2回戦敗退。11年ドラフト2位で日本ハム入団。181センチ、78キロ。右投右打。年俸650万円。

最終更新:6/3(土) 8:07
スポーツ報知

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