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貧打巨人がすがる“最後の劇薬” クルーズ沈黙ならチーム崩壊も

6/3(土) 12:18配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 重い8連敗である。巨人は2日のオリックス戦で、この日から抑えを務めるスコット・マシソン(33)が3点リードの九回2死から炎上した。

 八回2死一塁の場面で登場。この回を抑え、イニングをまたいでマウンドに上がった九回もあっさり2死を奪ったまでは良かった。連敗ストップまであと1死。ここから暗転した。ロメロに6号ソロを叩き込まれ、続く西野から3連打でまさかの同点。延長十一回に今村が2点を失い、泥沼の8連敗だ。

 試合前までリーグ最低.237の貧打にあえぐ巨人はこの日、一、二軍8選手を入れ替えた。貧打の打開策として二軍の本塁打王ルイス・クルーズ(33)が昇格し、外国人枠の関係で守護神のカミネロを抹消。勝利の方程式解体の影響がいきなり出た格好だが、それ以上にやっかいなのはクルーズだ。

 この日、「5番・二塁」で出場。5タコに終わった。高橋由伸監督(42)は「もう少し早く点を取らなくては」と打線をやり玉に挙げ、クルーズについては「体は元気だけど内容は良くなかった」と指摘した。

 この助っ人、まさに“劇薬”である。昨季、何度言っても怠慢プレーが改善されず、大事なクライマックスシリーズに出場できなかった問題児。今季も契約が残っていたため、在籍しているが、「絶対使われないでしょう」と断言するコーチや球団関係者がいる中での昇格となった。苦肉の策、あるいは最後の手段。禁断の助っ人に頼らざるを得ないほど、今の巨人打線が深刻ということだ。

「クルーズの怠慢プレーに対するアレルギーは球団内に広がっている。当初は二軍で塩漬けにしておいて、他の外国人選手が故障離脱するなど緊急事態が起きた時の最後の“保険”のはずだった。それが、これまで13セーブと機能しているカミネロを落としてまで打線を強化するしかない状況に追い込まれた。この日、中井、山本、立岡といった二塁経験者がこぞって抹消された。こうなると、ライバルなきクルーズの天下。今季はキャンプから一応マジメにやっているとはいえ、本性を知っている現場は誰も信用していない。脅かす存在がなければ、いつサボリ癖が出てもおかしくはない。その前に期待の打撃でチームを上向かせて欲しいけど……」(チーム関係者)

 二軍で本塁打王だった打撃で貢献できるならともかく、この日のような音なし状態が続けば、火種が爆発してチームは空中分解、今以上に悲惨状況になりかねない。この助っ人はもろ刃の剣である。

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