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清宮HRフィーバーを予言していた男

6/3(土) 14:15配信

東スポWeb

 高校通算96本塁打(2日現在)で、いよいよ大台の100本が見えてきた早実・清宮幸太郎内野手(3年)。実はこの怪物スラッガーの“ホームランフィーバー”を2年前から予言していた男がいる。高校通算本塁打歴代1位の“107本男”山本大貴氏(22)だ。

 高校野球100年の歴史で、ただ一人100本超えの偉業を成し遂げた神港学園・山本は高校卒業後、プロ志望届は出さずに社会人野球の道へ。高校時代は独特のフォーム“縦振り打法”で本塁打を量産したが、社会人の速球には対応できず、昨シーズン限りでユニホームを脱いだ。

「日本選手権が終わった11月ごろですかね。3年目から少しずつ出場の機会が巡ってきたけど、代打や途中出場がメーンで、ホームランも5、6本。日本選手権のヤマハ戦、最後の打席も代打でした。ホームラン? 打ちたかったですけど、フォアボールでしたね。自分がこれからやっていこうという気持ちの部分で、中途半端になっていた。未練はないです」

 実は、この山本氏こそ、自身の残した107本の記録を塗り替えるであろう選手として、早くから清宮の存在に注目していた。本紙は2015年12月20日付4面「野球探偵の備忘録」で山本氏を取り上げた。その取材の際に、当時1年生で高校通算28本塁打だった清宮について山本氏は「清宮くんは僕の記録を抜くと思う」と予言。

「清宮くんのことは小学生のときから知っていました。ちょうど僕が高3のときに、ジャパンの注目選手として活躍していた。その後、高校に入って、甲子園でもホームランを打って、大舞台でも打てることがすごいなという思いで見ていた。僕は甲子園には出られませんでしたから。タイミングを取るのがうまくて、軸もしっかりしている。間違いなく、僕なんかとはモノが違う」と話していたのだ。

 そんな山本氏は今、どんな思いで清宮を見ているのか。当時の自身を振り返りつつ、怪物にこうエールを送る。

「僕は(神港学園の)2年上(で現大阪ガス)の伊藤(諒介)さんを見て、すごい人だな、こうなれたらいいなという思いで、プレーしていました。当時歴代1位だった伊藤さんの94(本塁打)を超えたときは、100まで行きたいな、とも思った。でも、自分はある意味、伊藤さんを超えて満足していた。本音を言うと早く(自分の記録を)抜いてほしいという気持ちはありますが、清宮くんには歴代何位とか記録とかにとらわれず、打てるだけ打ってほしい」

 歴代最多、107本男も注目する清宮の記録。怪物は限られた高校時代にあと何発、アーチを描けるか。

最終更新:6/3(土) 14:22
東スポWeb

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