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【卓球世界選手権】快進撃!平野美宇48年ぶり女子シングルスでメダル

6/3(土) 16:45配信

東スポWeb

【ドイツ・デュッセルドルフ2日(日本時間3日)発】卓球の世界選手権個人戦第5日、女子シングルス準々決勝で世界ランキング8位の平野美宇(17=エリートアカデミー)が、ロンドン五輪銅メダルで同4位のフェン・ティアンウェイ(30=シンガポール)に4―0で快勝し、準決勝に進んだ。3位決定戦がないため、この種目の日本勢で48年ぶりのメダルが確定した。アジア女王となってから中国勢のマークが厳しくなったが、強運で包囲網を突破。金メダルに向けても大きく前進した。

 48年も閉ざされていたとは思えないほど、軽々と扉を開いた。相手はロンドン五輪3位決定戦で石川佳純(24=全農)を破って銅メダルを獲得したアジアの強豪。だが午前の4回戦でマリア・シャオ(23=スペイン)を全く寄せつけなかった平野の勢いはさらに増していた。

 バックとフォアのコンビネーションが冴えて2ゲームを連取。相手が作戦を変えてきた第3ゲームはリードを許す展開だったが、デュースに持ち込んでから粘るフェンを振りきって18―16で奪うと、第4ゲームも圧倒してメダルを確定させた。
「めっちゃうれしい。すごくビックリしている。リードをするとメダルって思っちゃうので自分の卓球を心がけた。48年ぶりですか…。将来、おばあちゃんになった時に孫に自慢できる」と試合後は興奮が収まらなかった。

 準決勝の相手は世界ランク1位でリオ五輪金メダルの丁寧(26=中国)。自国開催だった4月のアジア選手権で平野に敗れたこともあり、女王は今大会前の記者会見で当の本人を前に「中国は平野に勝つ準備をしてきた」とあからさまにプレッシャーをかけた。

 しかし、平野の“超強運”が中国包囲網をはねのけた。組み合わせ抽選の結果、中国の世界ランク上位4選手で平野と同ブロックには丁寧1人だけ。シード選手以外に、平野も警戒していた“隠れ強豪”の木子(28=前回大会銅メダリスト)もいたが、こちらも別ブロックになった。中国メディア「捜狐体育」も「木子がいなくなり、丁寧には援軍がいなくなった」と報道。平野と同じプレーをするそっくりさん選手を4人もつくり、中国代表全体で打倒・平野を狙ってきたが、作戦ははまらなかった。

 平野はのびのびとプレーすることができ、丁寧との再戦まで勝ち上がった。あとは中国勢に再び脅威を感じさせるため、丁寧を返り討ちにするだけ。「ここまできたら優勝したい」と話した17歳にさらなる大仕事の予感が漂ってきた。

最終更新:6/3(土) 16:49
東スポWeb