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【巨人】9回悪夢の4連打!新守護神マシソン3点守れず11年ぶり8連敗

6/3(土) 5:54配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人5―6オリックス=延長11回=(2日・東京ドーム)

 巨人が2006年以来、11年ぶりの8連敗を喫した。同点の延長11回1死、6番手の今村が安達に勝ち越しの1号ソロを浴びるなど2失点した。低迷打開のため、1、2軍計8選手を入れ替える大手術を敢行。今季初めて坂本勇を1番、初昇格のクルーズを5番に据えるなど、1日の楽天戦から全打順を変更した。だが勝利目前の9回2死無走者から、マシソンがロメロのソロをきっかけに同点とされる、悪夢の展開。4時間37分にも及ぶ総力戦の末、1点差に迫ったが、及ばなかった。

 期待を乗せた快音は、すぐに悲鳴へと変わった。1点差に迫った延長11回2死二、三塁。鋭い打球の右直に倒れた亀井は、両ひざに手をついて悔しがった。次打者のマギーは、バットとヘルメットを叩きつけた。勝てない―。あと一歩だったのに―。今季最長4時間37分後に待っていたのは、8連敗という残酷な現実だった。直後の会見。由伸監督は全てを受け止め、応じた。

 「みんなで毎日、今日は何とかして勝とうと、その気持ちは変わらない。本当に、こんなに遅くなっても応援してくれる方がたくさんいた。そういう人たちの期待に早く応えなくちゃいけないと思っている」

 暗いトンネルの出口が、すぐ目の前にあった。3点リードの9回2死ランナーなし。ここから悪夢が始まった。8回2死一塁から救援したマシソンは、代打・ロメロの左越えソロをきっかけに、まさかの4連続長短打を許し、瞬く間に同点に追いつかれた。西野と安達には2ストライクに追い込み、連敗脱出まで「あと1球」に迫ったが、はじき返された。失った流れはもう、戻ってこなかった。

 7連敗と最悪のチーム状態の中、大胆な血の入れ替えを断行した。打線強化を図り、クルーズを今季初昇格。4つの外国人枠の関係で、開幕から抑えを務めてきたカミネロの出場選手登録を抹消する苦渋の決断を下した。同時に中井、立岡、山本に代わって、橋本到、西村、篠原を登録。監督就任2年目で最多となる8人の同時入れ替えという大ナタを振るった。これが、功を奏すはずだった。

 不在の8回を桜井が担い、2死から四球を出すと、18試合連続無失点中だったマシソンにスイッチ。カミネロ不在の9回までを“回またぎ”したところ、19戦ぶりの失点を喫してしまった。「今、一番抑えられるピッチャーはマシソンなんで、そこで逃げ切らないといけないという選択だった」が、裏目に出た。守りよりも攻撃に重点を置いた結果だから、仕方がない。だが、代わったクルーズは5打数無安打。「元気ではあると思うけど、内容はそんなにね…。どうかなと思う。いいとは言えない」と首をかしげた。

 流れを変えるはずの大胆策は、結果、仇(あだ)となった。だが、今季初めて1番に起用した坂本勇が3安打で引っ張り、守りでも体を張った。村田は4番として流れを変えようと、一時は逆転2ランを放った。各々が与えられた持ち場を全力でまっとうしない限り、指揮官がいくら動こうと、光は見えてこない。連敗中、そしてこの試合も、細かいミスがいくつもあった。

 昨年のワーストに並ぶ借金5。由伸監督は「必死に何とか流れを変えようと、負けているところを止めようと、みんな必死にやってくれていると思う」と、何とか前を見据えた。とにかく必死に―。単純だが、兆しはこういう姿勢から見えてくる。(水井 基博)

最終更新:6/3(土) 7:42
スポーツ報知

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