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【全仏テニス】ジョコビッチ、170センチの世界ランク41位をフルセットの末下す

6/3(土) 7:49配信

スポーツ報知

◆テニス4大大会第2戦 全仏オープン第6日 ▽男子シングルス3回戦 ノバク・ジョコビッチ3(5―7、6―3、3―6、6―1、6―1)2ディエゴ・シュウォーツマン(2日、パリ・ローランギャロス)

 世界ランク41位のシュウォーツマンが、同2位のジョコビッチから2セットを奪う活躍をみせた。時折小雨が降る中、3時間19分を戦いきりセンターコートから引き上げる際、立ち上がった観客だけでなく、前回王者も拍手を送った。「最初は片づけをしていたので気付かなかった。でもみんなが拍手をしてくれているのに気付いて、何が起きているのか分かった。経験した人にしか分からない、素晴らしい瞬間を味わえた」と感慨に浸った。

 初めて進んだ4大大会の3回戦で、トップ100選手で最も小柄な身長170センチが躍動した。粘り強く拾うだけでなく、時には意表を突き決定打を決めてみせた。「ベースラインでも、サーブでも、全ては自分より背の高い選手を破ってやろうとしているんだ」。大会前にスペインでR・ナダル(スペイン)と練習した。赤土の王者と3日間過ごし「練習も、何もかもがすごかった」と多くを学んだ。しかし、徐々に体力が削られていき、最終セットではメディカルタイムアウトを要求。肘を伸ばすと痛み、ストレッチの痛みに顔をゆがめた。

 ジョコビッチは「コートがぬかるみ、球は遅く、弾まなかった。彼のスタイルに適した状態だった」と苦戦の理由を説明した。第4、5セットは疲れの見える相手を追い詰めた。「いいプレーをしても第1セットを落としたりしたが、全てが5セットマッチのうち。体力的には問題なく、メンタル的にいい方向に働くだろう」と話した。

 シュウォーツマンと同じ170センチの西岡良仁(ミキハウス)は「すれ違ったことがありますけど、絶対、僕の方が大きいです。直接、背比べしてみたい」とライバル心? をみせたことがある。小さなファイターの善戦ぶりは、3月に左膝前十字靱帯断裂の大けがを負い、リハビリに励む西岡にも刺激になっただろう。

最終更新:6/3(土) 11:19
スポーツ報知