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バスケ男子代表、8年ぶり韓国破る!富樫トップ12点

6/4(日) 7:03配信

スポーツ報知

◆バスケットボール男子 東アジア選手権第1日 ▽1次リーグ・A組 日本1勝78―72韓国(3日、長野市真島総合スポーツアリーナ)

 1次リーグ初戦で世界ランク48位の日本は同30位の韓国に78―72で勝利した。公式戦では09年東アジア競技大会1次リーグ(74―66)以来、8年ぶりに韓国を撃破。8月のアジア杯出場権が手に入る準決勝進出を決定づけ、東京五輪出場へ好スタートを切った。チーム最小167センチのポイントガード(PG)・富樫勇樹(23)=千葉=が最多12得点と躍動。4日は世界ランク外の格下・マカオと対戦する。

 勝利を決定付けた富樫のシュートに、観客が総立ちになった。第4クオーター残り40秒。73―72とリードは1点。こん身のジャンプシュートがリングに吸い込まれた。「チームのために決められて良かった。全員で力を合わせてつかんだ勝利。勝ち切れたことが一番良かった」。勝負所で司令塔の意地を見せ、過去20年で2回しか勝てなかったライバルとの接戦を制した。

 PGは「チームを勝たせられるか(が大切)」だという。Bリーグではチャンピオンシップ初戦で同じポジションの元NBAプレーヤー・田臥勇太(36)が率いる栃木ブレックスに完敗した。「プレーはもちろん、チームの作り方の差を(田臥と)感じた」。大先輩の統率力を目の当たりにし、力不足が身に染みた。

 「(栃木に負けて)逆に吹っ切れた」と切り替えた。代表では「年は下から2番目だけどチームを引っ張っていく」と決意を固めた。リーグ戦から休みなく戦い「体力がきつい」中、窮地を救うシュートを次々に決めた。この試合、チーム最多の12得点。目標の「勝たせられる」PGに一歩、近づいた。

 男子代表は1976年のモントリオール大会を最後に五輪出場がない。世界48位のランクが低すぎて、20年東京五輪の開催国枠も与えられていない。出場権の獲得は19年W杯出場が最低条件だ。道のりは険しいが、富樫は「出たい気持ちが強い。ステップアップしたい」と44年ぶりに五輪の舞台を踏むチャンスと見ている。今大会6チームのうち上位5チームがアジア杯(8月)に出場する。宿敵を退けての白星発進は、2年以上も続く格上との激戦の幕開け。つまずいてはいられない。(小林 玲花)

最終更新:6/5(月) 15:17
スポーツ報知