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【中日】荒木を元気づけた金村義明さん「イジメられて送球イップスも」

6/4(日) 10:03配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 中日1―5楽天(3日・ナゴヤドーム)

 中日・荒木雅博内野手(39)が、史上48人目の通算2000安打を達成した。楽天戦の4回1死で、美馬から右前安打を運んだ。入団時は線が細く非力だった95年の外れ外れドラフト1位が、名手として鳴らした守備と走塁にとどまらず、打撃でもプロ22年目にして金字塔を打ち立てた。

【写真】星野仙一楽天球団副会長に頭をなでられる荒木

 プロ1年目から5年間で放った安打はわずか15本。同期間に100安打未満の選手が2000安打を達成した前例はない。いつクビになってもおかしくなかった若手時代。父・義博さん(66)は「大学に行かせたつもりで『4年でダメなら帰ってこい』と言っていた。2軍の広島遠征が終わり、帰路とは逆の博多行きの新幹線を見ると『熊本に帰りたい』と弱音を吐いていた」と明かす。

 98年から中日2軍監督を務めた仁村徹氏(55、現楽天スカウト部副部長)は、今の時代では考えられないほどの猛特訓を課し、荒木を鍛え上げた。「打てる二塁手が出てきたらお前は負ける」と脅しつつ、内心では「井端と12球団最高の二遊間になれる」と信じて疑わなかった。

 荒木がプロ1年目だった96年にチームメートだった金村義明さん(53、スポーツ報知評論家)は「2軍の牢名主みたいな選手にひどくイジメられて、送球イップスも発症した」と当時を振り返る。キャンプ中、落ち込んで毎晩のように金村さんの部屋を訪れた荒木を「断言する。間違いなく超一流になる」と元気づけたというが「ただ、2000安打も打つとは夢にも思わなかった(笑い)」。

最終更新:6/4(日) 10:55
スポーツ報知

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