ここから本文です

財政赤字は巨額でも、日本の財政は破綻しない

6/3(土) 21:30配信

投信1

日本政府は、毎年巨額の財政赤字を計上していて、毎年の借金が積み上がっているので借金総額が1000兆円を超えています。「このままでは日本政府は将来破産してしまう」と考える人も多いようですが、筆者は楽観的です。その根拠について記していきます。

最後の手段があるので破産は絶対にあり得ない

日本政府の借金は、円建てです。したがって、最後の最後は日銀に紙幣を印刷させて借金を返済することが可能です。

そんなことをしたらハイパーインフレ(超インフレ)になってしまう可能性が高いので、禁じ手とされていますが、外国から外貨で借金をしているのとは異なるわけです。ハイパーインフレを防ぐために預金準備率を極端に高くするという乱暴な手段も採り得ますし。

もっとも、そこまでしなくても、日本政府が日本人から借りているのですから、最後は増税すれば返済できるでしょう。「増税は政治的に困難だ」と言う人がいますが、「増税しないと日本政府が破産する」という状況になれば、国民も納得するでしょうし、そうなる前にも増税が行われる可能性は高いと思います。

労働力不足時代には増税が容易になるはず

消費税増税が延期されました。これは、政治家の人気取りではありません。何と言っても旧民主党を含めた三党合意があるのですから。

延期されたのは、消費税の増税が景気を悪化させて失業を増やすリスクを考えたからです。そうであれば、今後少子高齢化により労働力不足時代となり、増税して景気が悪化しても失業が増えない時代になれば、増税が今より容易に行えるようになる、ということになるでしょう。

労働力不足による賃金上昇でインフレ気味の経済になる、という点も重要です。インフレ抑制の王道は日銀による金融引き締めですが、日銀が金融を引き締めると金利が上昇して政府の利払負担が巨額にのぼります。

したがって、「日銀は金利を上げず、代わりに政府が増税をして景気を悪化させてインフレを抑制する」というポリシーミックス(政策の組み合わせ)が採用されることになるでしょう。そうなれば、増税がインフレ抑制策と財政再建策の一石二鳥となるわけです。

1/2ページ

最終更新:6/3(土) 21:30
投信1