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手のひらに森の恵み ミニ盆栽教室人気

6/3(土) 9:39配信

岐阜新聞Web

◆鉢は陶器、種は自然散策で採集
 岐阜県中津川市落合の陶芸ひろみで開かれている「森の恵み盆栽」の教室が人気を集めている。陶器のぐいのみやマグカップを鉢にしてヒノキなどの身近な樹木を育てるミニ園芸。講師を務める自然体験塾「栗くり工房」代表の栗谷本征二さん(73)=同市落合=は「骨董(こっとう)市で見つけたお気に入りの陶器の中で、古里の自然が楽しめる」と魅力を伝える。
 陶芸ひろみでは毎月2、3回、栗谷本さんらが講師になり、季節の草花の寄せ植えや自然散策など、身近な自然をテーマにした教室を行っている。
 特徴的なのが「森の恵み盆栽」だ。手順は骨董市を巡ったり、自然の中を歩いたりして、鉢に使う陶器と樹木の種を探すところから始まる。樹木が成長した時の姿を想像して陶器の形を選ぶのがポイントという。
 自動車の点検用ハンマーでたたいて底に穴を開けるため、磁器ではなく割れない陶器に限る。土は市販の鹿沼土。種をまくと時間をかけて発芽し、ゆっくりと成長していく姿が楽しめる。成長した後、土にコケを生やしてもいい。
 栗谷本さんはこれまでに、富士見台高原のヒノキ、根の上高原のドウダンツツジなど、市内の名所で樹木の種を拾い、陶器の中で育ててきた。「地元の木で、気候が合っているのでよく育つ。古里の自然の魅力を知ってもらうきっかけにしたい」と話している。

岐阜新聞社