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優勝が取り消し 県高体連、順位決定ミス

6/3(土) 10:02配信

岐阜新聞Web

◆バスケ全国大会出場 富田から岐阜農林に
 岐阜県高校体育連盟(県高体連)は2日、先月28日まで行われた県高校総体のバスケットボール男子の優勝・全国高校総体出場校を、富田高校ではなく岐阜農林高校に訂正すると発表した。両校は決勝リーグ上位3校間の勝ち点と得失点差で並び、日本バスケットボール協会の競技規則にのっとって順位を決めたが、解釈に誤りがあった。県高体連の増田和伯会長は会見し、「順位確定後に県総体の結果が覆ったのは全競技を通じて記憶にない」と話し、前代未聞の誤りを謝罪した。
 県高体連によると、両校と高山西高校が2勝1敗で並んだが、得失点差で下回る高山西の3位が最初に決まった。その後、優勝を決める際、規則では勝ち点と得失点差で並んだ場合、さかのぼって①勝ち点②得失点③総得点の順で決めるとされているため、県高体連バスケット専門部は3校の対戦結果で両校を再比較すると解釈。総得点で上回る富田の初優勝とした。
 しかし、29日に外部からの指摘で日本協会に問い合わせたところ、再度比較する場合は当該校(富田と岐阜農林)の対戦に絞って決めると返答を受けた。岐阜農林が直接対決で勝利し、勝ち点で上回るため、岐阜農林の2年ぶり38度目の優勝となることが判明した。
 県庁で会見した増田会長は経緯を説明し、再発防止策として▽各専門部に順位決定の手順を県高体連事務局へ提出させるなどチェック体制の強化▽競技ごとに競技規則の研修を行う―とした。
 岐阜農林は同日、部員に経緯を報告した。保護者への説明会も近日中に行う。山田祐治監督は「『多くの人が傷ついているのを胸に止め、思いを背負って戦おう』と生徒に声を掛けた。気持ちを切り替える」と語った。
 悲願の初優勝が消滅した富田の米田聡校長は「新聞記事を教室に貼って喜んでいたが残念」とする一方、「岐阜農林には、県の仲間として全国の頂点を目指してもらいたい」とエール。保護者への説明会を3日に開く。

岐阜新聞社

最終更新:6/3(土) 11:58
岐阜新聞Web