ここから本文です

青森県内出生率、4年連続上昇 11年ぶり全国平均上回る

6/3(土) 11:01配信

デーリー東北新聞社

 厚生労働省が2日に発表した2016年の人口動態統計(概数)によると、青森県内の女性1人が一生の間に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」は1・48と前年より0・05ポイント高く、4年連続で上昇を記録した。全国平均(1・44)を上回ったのは11年ぶり。出生数も8626人(前年比5人増)と、わずかながら6年ぶりに増加した。ただ、死亡数が出生数を上回る自然減は過去最大の8683人で、人口減少に歯止めは掛かっていない。

 合計特殊出生率は、統計が残る70年の2・25をピークに減少傾向で09年に1・26まで落ち込んだものの、近年は上昇してきた。県健康福祉部の久保敏隆次長は「県が進める子育て支援策が、ある程度成果を上げてきている」と評価する。半面、「まだまだ数値的に満足できない。目指しているのは合計特殊出生率の継続的な増加」として、引き続き結婚、出産、子育てと切れ目のない支援に取り組む方針を強調した。

 一方、死亡数は1万7309人(161人増)で過去最多。人口千人当たりの死亡率は13・4(0・3ポイント増)で、全国で5番目に高い。1999年から18年連続で続く人口減少を食い止めるためには、死亡率改善に向けた取り組みも重要だ。

 2016年に県内で結婚したカップルは5135組(297組減)、離婚は2164組(103組減)といずれも減少傾向だった。

デーリー東北新聞社