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指揮官が酒井宏樹に“熱血”個人指導!ハリルホジッチ監督が守備陣に求めるものとは?/コラム

6/2(金) 23:55配信

GOAL

たとえミニゲームでも、指揮官が求めるのは高いクオリティだ。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督がDF酒井宏樹(マルセイユ)に詰め寄り、右こぶしを握りしめながら顔を近づけて声を荒らげた。

海外組だけを先行招集した日本代表合宿の5日目。6月1日午後のトレーニングが行われた夕暮れ時のフロンティアフィールドで、5対5のミニゲーム終了後にハリルホジッチ監督が酒井宏に対してこだわりの個人指導を行った。顔と顔の距離は、実に約10センチほど。攻守に重責を担う右の“翼”に対して熱を込めた。

「監督からは『お前にとって必要なトレーニングだ』と言われました。(練習の)強度が上がって疲れた中で、どれだけクオリティの高いプレーをできるかが大事になってくるので」

ハリルホジッチ監督が酒井宏に求めたのは、相手に厳しく寄せて、ファウルをせずにボールを奪うこと。指揮官はかねてから守備時の不用意なファウルを避けるように指示してきた。最終ラインの選手には同時に「相手に前を向かせるな」とも要求している。では、その真意はどこにあるのか。酒井宏は監督の言わんとすべきことをしっかりと理解していた。

「日本代表はセットプレーが弱い。アジア勢で“対日本”を考えると、点を入れられる可能性があるならセットプレー。そこは相手も狙ってくるので、(守備側としては)熱くならずにボールを取り切ることが必要です」

長いシーズンを戦い抜いた海外組にハードなメニューを課し、その上で本番を見据えた意識付けを行う。自陣ゴールから相手を遠ざけ、前を向かることも許さない。そしてセットプレーすら与えずにピンチの芽を刈り取る。どんな時も失点につながる可能性を少しでも減らしていく“ハリル流リスクマネジメント”。その一端が垣間見えたワンシーンだった。

日本代表は6月7日に東京スタジアムでキリンチャレンジカップ2017でシリア代表と対戦。その後、イランへ移動して13日にアジア最終予選第8節でイラク代表と対戦する。

文=青山知雄

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最終更新:6/3(土) 1:21
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