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綾野剛「役者人生の大きな糧」 ジョン・ウーが主演作『武曲 MUKOKU』絶賛

6/3(土) 17:50配信

ぴあ映画生活

芥川賞作家・藤沢周の小説を映画化した『武曲 MUKOKU』の初日舞台あいさつが6月3日、東京・新宿武蔵野館で行われ、主演の綾野剛、共演する村上虹郎とメガホンをとった熊切和嘉監督(『夏の終り』『私の男』)が出席した。

『武曲 MUKOKU』舞台あいさつ/その他の写真

剣道5段の腕前を持ちながら、ある事件を機に自堕落な日々を送っている主人公の研吾(綾野)を立ち直らせようと、かつての師匠が、ラップのリリック作りに夢中な剣道初心者の高校生・羽田融(村上)を“刺客”として送り込む。火花散らすふたりの“魂の決闘”の結末は?

『夏の終り』以来となる熊切組参加に、綾野は「当時は参加できる喜びで、地に足がついておらず、心残りがあった。今回は熊切さんに身を委ねて、鮮度ある状態で現場に入った」といい、「自分と向き合うことをやめると、役者はやれないと改めて実感した」と感慨しきり。本作を「地獄のような映画ですが…、希望や光が、それを求めた人間に注いでいる。何かを求めることの大切さを伝えている」とアピールした。

また、世界的な映画監督のジョン・ウーが本作を「いろいろな面で人を勇気づける素晴らしい映画」と絶賛していることについては、「あまりにすごいことで、ピンときませんが、役者人生の大きな糧になるはず」と喜びを語っていた。

本作で熊切監督と初めてタッグを組んだ村上は「最高でした!」と充実感。「現場で監督と会話した記憶はほとんどないですけど、常に僕らをキラキラした目で見つめて、『いいっすねえ』と言ってくれた」と感謝の意を表した。この発言を受け、熊切監督は「ふたりとも本当に大変だったと思う」と労をねぎらい、「言葉ではなく、肉体表現で見せるハードルの高さはあったが、逆に挑戦したいなと。ふたりを撮っていると自分まで運動神経が良くなった錯覚に陥って」と新境地となった本作を振り返った。

『武曲 MUKOKU』
公開中

取材・文・写真:内田 涼

最終更新:6/3(土) 17:50
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