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タウンページ、通販カタログから必死ネタ集め…4コマ漫画年間1100本の植田まさしさん

6/3(土) 12:04配信

スポーツ報知

「おとぼけ課長」36年の歴史に幕

 読売新聞朝刊に連載中の「コボちゃん」をはじめ、4コマ漫画家の第一人者ともいえる植田まさしさん(70)が1981年に月刊漫画誌「まんがタイム」(芳文社)で連載を開始した「おとぼけ課長」が、36年にわたる歴史に幕を閉じた。とはいっても、7日発売の7月号からは、一家の7年後の姿を描く「おとぼけ部長代理」がスタートする。“新連載”とコミック最終29巻(7日発売、616円)の発売を前に、作品への思いと「4コマ漫画」へのこだわりを聞いた。(高柳 哲人)

 「まんがタイム」の看板作品として、毎号のように表紙を飾ってきた「おとぼけ課長」の突然の終了。ただ、最終回が掲載された号には、早くも「新連載」の文字が。ホッと胸をなで下ろしたファンも多かったに違いない。

 「出版社は『ここで区切りをつけて、もう一歩先に』という気持ちだったのでしょう。それに、例えば『コボちゃん』に妹が生まれたようなキャラクターの動きが、『おとぼけ課長』には36年間、ほとんどなかった。その意味では、7年後を描くというのもいいんじゃないかと思いました」

 “サラリーマン漫画”で課長が主人公といえば「おとぼけ課長」か「課長 島耕作」。ただ、島耕作はやがて部長になり、今は会長にまで出世したが、おとぼけパパは7年たっても「部長代理」だった。

 「以前に企画で『30年後のおとぼけ課長』というのを描いたことがあるんです。その時に『それ以降は昇進することなく、サラリーマン生活を終えた』としてしまった。だから部長には昇進できなかったんですね」(笑い)

 中央大学在学中は報道カメラマンを目指し、並行して写真学校にも通っていた。結局、在学中に漫画家デビューしたため、会社勤めの経験は一切ないものの、サラリーマンが主人公の漫画を描いている。

 「デスクワークは向かないと分かっていたし、普通のサラリーマンになるつもりはありませんでした。でも、だからこそ『おとぼけ課長』が描けるんだと思います。詳しいことを知らないから、すべて想像で自由にやれる。それに、4コマだと詳細に描き込むだけの『枠』がないので、問題ないんです」

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最終更新:6/3(土) 12:04
スポーツ報知