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焼夷弾で多くの被害 悲しい 長崎の児童 実物を確かめる

6/3(土) 11:10配信

長崎新聞

 平和継承活動を行う市民団体「ピースバトン・ナガサキ」(調仁美代表)の出前講座が5月31日、長崎市松原町の市立古賀小であった。5年生67人は空爆や原爆についての講演を受けた後、戦時中に使われた焼夷弾(しょういだん)の実物を触って重みや堅さを体感した。

 同団体は2008年からこれまで県内の小、中、高校で約170回の出前講座を開催。今年は夏までに25回程度開く。今回は戦争をより現実的に感じてもらうため、福岡県の「大牟田の空襲を記録する会」から焼夷弾を借りて披露した。同団体が出前講座に焼夷弾を使うのは初めてだという。

 講演した調代表は、長崎や全国での空爆被害や戦時中の子どもたちの質素な暮らしぶりも紹介。古写真や図を照らし合わせて平和の尊さを訴えた。

 その後、児童たちは焼夷弾を手に取って感触や構造を確かめていた。岩元結子さん(11)は「この爆弾で多くの被害が出たと思うと悲しい。改めて日本や世界で戦争が起こらないでほしいと感じた」と話した。

長崎新聞社

最終更新:6/3(土) 11:10
長崎新聞