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「ミルクプロテイン」知ってます? 牛乳の筋力増効果 新商品開発に期待 明治とフードバレーとかち推進協

6/3(土) 15:02配信

十勝毎日新聞 電子版

フードバレーとかち推進協議会(会長・米沢則寿帯広市長)と明治(東京、川村和夫社長)が包括連携協定を結んだ2日、両者による取り組みの第1弾として事前に実施した「ミルクプロテイン」に関する研究成果が、帯広市内の北海道ホテルで報告された。白樺学園高の生徒から得たデータを基に「体力向上に寄与した」などとし、酪農の盛んな十勝の乳の価値向上にも期待を広げた。

 明治は2年前から同校6つの運動部の生徒115人を対象に、たんぱく質10グラムを含むミルクプロテイン飲料の摂取グループと、たんぱく質を含まない糖質飲料の摂取グループに分け、摂取前後の体組成・体力を測定する研究を行ってきた。

 成果報告では初めに、明治研究本部食機能科学研究所の三本木千秋氏が登壇。ミルクプロテインを12週間継続で摂取した生徒からは、とりわけ握力と立ち幅跳びの面で有意差が見られたと説明した。

 続いて同校陸上部の小西康道顧問が、立ち幅跳びの跳躍距離が平均約6センチ伸びたとし、「生徒自ら進んで摂取するように変わった」と指導者の立場でその変化を強調した。

 立命館大スポーツ健康科学部副学部長の海老久美子教授、陸上女子100メートルと200メートルの日本記録を持つ福島千里選手=幕別出身=を交えたトークセッションも行われ、福島選手は「十勝の子どもたちにミルクプロテインを知ってもらえるよう、これからも飲み続けていきたい」と語った。

 約120人が参加。同協議会と明治は今後、十勝で乳の健康価値などを創出する研究を重ねてデータを蓄積し、新商品開発などにつなげる考え。(小縣大輝)

 <ミルクプロテイン>牛乳や乳製品に含まれる良質なたんぱく質。消化吸収率が高く、必須アミノ酸のバランスが良い上、筋肉の合成促進効果も高いとされる。明治ではこうした乳の持つ力に着目し、健康な体づくりにつながる研究を重ねている。

十勝毎日新聞