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IQは私たちの人生にどこまで影響するのか

6/3(土) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

アメリカ人は統一テストが好きだ。子どもをアカデミックなキャリアで評価することも多いし、SATやACTは大学に入るための重要なテストだ。にもかかわらず、多くの人はIQ(知能指数)が人生の成功を決定づける要因ではないと信じている。

【画像】IQは、私たちの生涯の成果を大きく左右する可能性がある

研究者たちは、個人のIQが人生後半の成功にどれほど影響するかを断定していないが、人生におけるさまざまな要因がIQのスコアに影響する可能性があることと、同時にIQが私たちの生涯の成果を大きく左右する可能性があることは明らかにしている。

ここでは、IQが人生にどのように影響しているかを示唆する5つの研究結果を紹介する。

貧困で認知機能は低下する?

プリンストン大学で2013年に行われた小規模な研究では、「支払いのためにお金をかき集めたり、節約したりと、金欠問題に常に対応しなければいけない状況が続くと、人の認知機能は衰える」という結果が明らかになった。

出典:プリンストン大学

国民の平均 IQ値が1ポイント上がるたびに、1人当たりGDPが229ドル(約2万5500円)上がる。

2011年に90カ国で行われた科学的心理学の研究調査で、「人間の知能、特に最も賢い5%の人の知能が、その国の経済に大きく貢献している」ことが明らかになった。

知能の測定に使われたファクターは、例えば科学技術に関するテストのスコアや、ノーベル平和賞などさまざまだった。

経済学者ギャレット・ジョーンズ(Garett Jones)氏は2015年に出版された著書『Hive Mind: How Your Nation’s IQ Matters So Much More Than Your Own』で、国民のIQはその国の経済的成功の基本指標だと主張した。

出典:Association for Psychological Science(APS)

知能と寿命は関係がある?

これまでに世界で行われた複数の研究で、(認知機能テストで測定される)知能と死亡率の間に相関性が認められることが示されてきた。その相関性を扱う「認知疫学」という学問領域すら存在する。それでも、この相関性が存在する理由はまだ完全に解明されていない。

出典:Scientific American

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