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【UCL決勝直前#1】決勝戦は一瞬のスキが命取り 欧州最強の“盾”VSふたりの“天才司令塔”

6/3(土) 6:10配信

theWORLD(ザ・ワールド)

弱点はDFのスピード 引いて構えるユーヴェの狙いとは

今季のUCLで最も完成度の高いチーム同士のファイナルになった。どちらも総合的に優れたチームだが、ユヴェントスの方がやや上だと思う。ただ、この組み合わせでは意外とユヴェントスの打つ手が限られている。

おそらくユヴェントスは引く。前がかりでも後ろでもプレイできるチームで、起用する選手によって変化をつけることもできる。戦術バリエーションの広さがユヴェントスの強みなのだが、対レアルでは基本的に引いてカウンターを狙う戦い方になるだろう。

トータルで穴のないユーヴェにとって唯一の弱点がDFのスピード不足だからだ。レアル・マドリードの高速カウンターは最大の脅威になる。レオナルド・ボヌッチとジョルジュ・キエッリーニの背後さえとられなければ、強力なレアルの攻撃でも抑えきる自信はあるに違いない。イタリアのチームが一発勝負でギャンブルに出るとは考えにくく、ユーヴェにはリスクを負わなければならない理由もない。まずは脅威であるカウンターのリスクを取り除く。そこから試合を考えるのではないか。

ユヴェントス対R・マドリード 布陣付き解説

試合の様相はジダンしだい? レアルの武器はパスワーク

そうなると試合の形をどうするかは、ジネディーヌ・ジダン監督に委ねられる。ユーヴェが引いて構えるならレアルはスピードを使えない。使える武器はパスワークだ。つまり、イスコをトップ下に起用する[4-4-2]が答えになる。ルーカス・バスケスとマルコ・アセンシオを両サイドに配置した[4-4-2]という選択もあるが、ジダンが最初からこれを使う可能性は低い。フラットな[4-4-2]はトニ・クロース、ルカ・モドリッチ、カゼミロのトリオを崩してしまうことになり、この3人こそ今季の牽引車なので必ず先発で使うはずだからだ。となると、あとはイスコ+2トップか、3トップしかない。そして3トップならクリスティアーノ・ロナウドが左サイドの守備を担当しなければならず、それはレアルの守備に穴があくことを意味する。ルーカス・バスケスとマルコ・アセンシオは切り札としてベンチに置くだろう。

準決勝のモナコ戦(第1戦)でのユーヴェは、2トップ+トップ下のモナコに対して4バックだった。しかし、レアルに対しては3バックを選択すると予想する。モナコはサイドアタックがメインだったので、サイドバックを余らせる形をとった。一方、レアルの攻撃はサイドも中央もある。[4-2-3-1]や[4-4-2]ではイスコを捕まえにくくなるので、マッチアップをはっきりさせるために[3-5-2]をとるのではないか。

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