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がん死亡率過去最悪に 16年青森県、自殺者は7年ぶり増加

6/3(土) 11:14配信

デーリー東北新聞社

 厚生労働省が2日に発表した2016年の人口動態統計(概数)によると、青森県内で人口10万人当たりの死亡数を示す死亡率は、死因で1位の悪性新生物(がん)が390・2と、過去最悪だった前年を4・3ポイント上回った。県内のがん死亡率は4年連続で全国ワースト2位を記録しており、県は生活習慣の改善やがん検診の受診率向上などの対策を引き続き強化する方針だ。

 16年の死亡数は1万7309人。死因別に見ると、がんは5033人(2人減)だった。次いで心疾患2566人(16人減)、肺炎1759人(7人減)、脳血管疾患1610人(96人減)で、四つの死因で全体の63・4%を占めた。

 県は、これまでもがん対策として生活習慣の改善や早期発見、早期治療といった施策を進めてきたほか、相談支援の充実なども図ってきた。県健康福祉部の久保敏隆次長は「すぐに効果は出ていない状況だが、今後も有効な対策を講じていきたい」としている。17年度からは大腸がん検診の未受診者を対象に、受診を勧奨するなどの施策を実施する。

 自殺者数は271人(前年比4人増)で、7年ぶりに増加に転じた。過去最多だった03年の576人と比べて半数以下だったが、自殺率は21・0で全国(16・8)を上回った。

 赤ちゃんの死亡数は、生後4週間未満の新生児が8人(5人減)、妊娠満22週以降の死産と早期新生児死亡を合わせた周産期死亡数が26人(14人減)と、共に減少。1歳未満の乳児は18人(2人減)だった。

 人口千人当たりの赤ちゃんの死亡率を見ると、07~11年の5年間に比べて12~16年は改善。新生児は1・15(0・17ポイント減)、周産期は3・55(1・02ポイント減)、乳児は2・09(0・43ポイント減)だった。

デーリー東北新聞社