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「殺し合うつもりでやっていた」女子プロレス界・伝説のガチンコ勝負

6/3(土) 12:00配信

AbemaTIMES

 プロレス界の隠語である「シュート」は「ガチンコ」「セメントマッチ」と同じく、プロレスの枠を逸脱した危険な“真剣勝負”のことを指し、近年では2015年2月22日に行われた女子プロレス団体・スターダムの東京・後楽園ホール大会における世IV虎(よしこ)vs 安川惡斗(あくと)の凄惨マッチが「シュート」だったと評されている。

 世IV虎が保持するワールド・オブ・スターダム王座の防衛戦として行われたこの試合は、開始前から不穏な空気が流れていた。試合が始まると、しばらくにらみ合った状態が続き、業を煮やした惡斗がグーパンチをお見舞いすると、世IV虎の顔面にクリーンヒット。この一撃で明らかに表情が変わった世IV虎も強烈なグーパンチをお返しして、ここからお互いにノーガードで殴り合う展開となった。

 しかし、当たっているのは世IV虎のパンチばかりで、惡斗のパンチは全く当たらず、程なくして惡斗は大量の鼻血を流し、左目を腫らしていた。リング下に逃れた惡斗の顔を見た和田京平レフェリーは、セコンドの木村響子にタオルを投げるよう促し、木村もこれに従ってTKO勝ちで世IV虎の3度目の王座防衛が告げられた。

 試合後、惡斗は都内の病院に救急搬送され、頬骨、鼻骨、左眼窩底骨折で、両目の網膜しんとう症の診断が下されたことから、この試合が社会的に問題視される事態に発展。スターダムはロッシー小川代表らが記者会見を開き、この試合を無効試合とし、世IV虎のワールド・オブ・スターダム王座剥奪および無期限出場停止とすることが発表された。

 もともと2人の仲は険悪で、確執があったことも関係者は認めており、この試合を組んだスターダムの責任者、相手が大怪我するほどに殴ってしまった世IV虎、自分から仕掛けておきながらケンカマッチに全く対応できなかった惡斗、それぞれが反省すべき点があった。

 その後、惡斗は視力の回復が困難と判明したために引退。世IV虎は「スターダムで試合をしたくないけど、スターダムでしか試合をしたくないので、引退します」という言葉を残して引退するが、復帰の思いが甦り、世志琥に改名して高橋奈七永が設立したSEAdLINNNGで現役復帰を果たした。

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最終更新:6/3(土) 12:09
AbemaTIMES

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