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箱根の観光客数、大幅に回復 2016年、目標の2千万人にはあと一歩

6/3(土) 8:03配信

カナロコ by 神奈川新聞

 箱根町は2日、2016年の入り込み観光客数が前年比12・6%増の1956万5千人だった、と発表した。昨年7月に箱根山・大涌谷園地が一部を除いて開放され、平成に入って過去最少まで落ち込んだ前年から大幅に回復。ただ、一部開放が年の途中だったことや自然研究路などが通行止めになっていることが響き、町が目標に掲げる2千万人にはあと一歩届かなかった。

 山口昇士町長は「残念ながら2千万人回復までには至らなかったが、厳しい状況だった前年を大きく上回り、『箱根再始動』を印象付ける結果になった」とのコメントを出した。

 内訳は、宿泊客が18・4%増の約433万9千人、日帰り客が11・1%増の約1522万6千人で、いずれも前年を上回った。

 近年、右肩上がりが続いている外国人観光客は16年も増加。日本政府観光局などのデータに基づく推計で5・9%増の約114万7千人と過去最高を記録。うち宿泊客は22・4%増の約46万2千人だった。町観光課は「ここ最近、オーストラリアやスペインからの来訪が増えている」とした。

 月別では、5月と11月が200万人を超えた。ゴールデンウイーク直前の4月23日に箱根ロープウェイが桃源台-大涌谷間で運行を再開。54年ぶりの積雪を記録した11月も前半は紅葉や仙石原のすすき草原などを目当てに混雑した。一方、繁忙期の8月はリオデジャネイロ五輪で出控えが起きたとみられ、大きな伸びは見えなかった。また9月も天候に恵まれず、約123万人とやや低調だった。

 町は「2千万人を狙えるところまで回復し、今年は順調に推移している」と説明。14年以来の目標達成に向け、19年のラグビーワールドカップや20年の東京五輪を見据えた取り組みを強化するとしている。