ここから本文です

水上バイクの暴走防げ 横浜で初の検証実験

6/3(土) 11:03配信

カナロコ by 神奈川新聞

 水上バイクの暴走を防ぐため、横浜中心部を流れる大岡川の親水施設「川の駅 大岡川桜桟橋」(横浜市中区)で2日、適正な航行速度を探る初めての検証実験が行われた。カヌーなどの非動力船によるレジャーが年々盛んになる中、誰もが安全に共存できる仕組みづくりを進めていく。

 大岡川川の駅運営委員会が呼び掛け、水上バイクの販売店などでつくる団体「東京港・湾・河川 水上オートバイ安全航行推進プロジェクト」(TPSP)、マリンスポーツ財団などが協力。国土交通省や県、市をはじめ、海上保安庁、県警、市消防局の各機関、地元住民など約50人が参加した。

 実験では、水上バイク2台が時速3キロから徐々に速度を上げ、シーカヤックやスタンドアップパドルボード(SUP)愛好者の近くで航行。水上バイクによる引き波の影響を検証した。川幅は約25メートルで、両岸は垂直の護岸となっているため、引き波は両岸で反射し合い、複雑な波となってしばらく続いた。高速での蛇行運転では落水するSUP愛好者が相次いだ。

 検証の結果、「非動力船が近くにいるときは時速3キロで航行するのが適正」とする方向性が示された。今後は検討を加えた上で、安全利用ルール「大岡川航行ガイド」に水上バイクの適正速度を反映する方針。

 TPSP事務局長(53)は「当初は最徐行の時速5キロで良いと思ったが、川幅が狭く引き波の影響が想像以上に大きかった。安全利用ルールが決まれば、約2500人いる会員に自主ルールとして徹底させる」と話した。