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「伽耶史復元を国政課題に」突然に持ち出した理由は…

6/3(土) 6:41配信

ハンギョレ新聞

文在寅大統領「慶尚道・全羅道の壁を崩す事業」と力説

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が1日、伽耶史研究と復元作業を国政課題に含め、嶺湖南(ヨンホナム=慶尚道・全羅道)の共同事業として推進しようと提案した。

 文大統領はこの日午前、大統領府興民1館の小会議室で開かれた首席・補佐官会議で「若干唐突な話かもしれないが」と前置きして「伽耶史の研究と復元を国政企画委が整理中の国政課題に含めて欲しい」と話した。文大統領は特に「普通は伽耶史が慶尚南道を中心に慶尚北道まで及ぶ歴史として考えられているが、蟾津江(ソムジンガン)周辺、そこから光陽湾(クァンヤンマン)、順天湾(スンチョンマン)、さらには南原(ナムウォン)一帯と錦江(クムガン)上流域にも遺跡が残る広大な歴史」だとして「伽耶史の研究と復元は、嶺湖南の壁を崩しうる良い事業」と強調した。文大統領は「韓国の古代史が三国史を中心に研究されて、それ以前の古代史は研究が不十分な側面があり、特に伽耶史は新羅史に覆われてまともに研究されてこなかった」として物足りなさも表わした。

 文大統領は、釜山・慶尚南道地域の公約で、地域の念願事業だった「伽耶文化圏の開発および支援に関する特別法制定」を約束したことがある。嶺南(ヨンナム)・湖南(ホナム)・忠清(チュンチョン)圏一帯を「伽耶文化圏」として構成し事業を進めれば、地域統合の意味も生かすことができる。文大統領が学生時代に史学科への入学を考えるほどに、個人的に歴史に関心が深い点も作用したものと見られる。しかし、大統領自らも「若干唐突な話かもしれない」と話したように、国政運営課題で大きな絵を描くべき時期に、地域の開発計画と関連した古代史の復元を指示したことは多少異例と受け止められている。

 文大統領に先立ち、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の時も、伽耶史の復元作業が推進されたことがある。金海市(キムヘシ)は、この間古代伽耶の領土であった金海(キムヘ)、咸安(ハムアン)、昌寧(チャンニョン)の遺跡を生かして、慶州(キョンジュ)に次ぐ歴史文化観光都市にする事業を着実に推進してきた。金大中政権の時、予算1290億ウォン(約128億円)あまりが投入されて、1段階整備事業(2000~2004)を終えたが、盧武鉉政権の時である2006年に2段階事業を推進したが事業用地の購入予算が不足して暫定中断された。

チョン・ユギョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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