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岡本夏美、進学せず「芸能界で生きていく!」 高校卒業を分岐点に

6/3(土) 6:20配信

クランクイン!

 麻雀プロの二階堂亜樹による原案を基に、主人公の少女・亜樹が個性的な雀士たちと織りなす人間模様を描く『女流闘牌伝 aki-アキ-』が6月3日に全国公開を迎えた。本作で主演を務めたのは、モデル・女優として活躍中の岡本夏美だ。この春に高校を卒業し、芸能の世界ひとつで生きていくことを決めた岡本に、本作への思いや、演技との向き合い方、そして芸能界で生きていく覚悟を決めた背景などについて話を聞いた。

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 撮影は10日間という過密日程となったが、岡本は「みんなが全力疾走している感じがすごく面白くて」とにっこり。続けて「大勢で作るのも好きで、そういった作品でしか味わえない環境もありますけど、こうやってこじんまりと、意見を交換しながら作っていくのも好きだなと思いました。もう一度、この規模で映画を作りたいです」と本作への深い愛情をのぞかせる。

 今年3月に高校を卒業したことについて、「学業はデビュー当時から一緒に歩いてきたものだったので、それがなくなる不安とか、学生としてもらっていたお仕事もあったので、そこがポロッと抜けちゃう、頼れる場所がないとは思いました」と述懐。卒業を控えた時期は、「すぐに泣いてました(笑)」とのことで、「高校卒業が分岐点にもなるというか。皆はもう大学が決まってて、私は進学しないと決めていたので、一つのものがなくなってしまうことの不安とか、周りを見て比べちゃったりとか。評価を気にすることもありました」と苦悩を明かす。

 そんな彼女に救いを与えたのが、本作で演じた亜樹だった。15歳にして麻雀で食べていくことを決意する少女は、芸能界で生きていくことを決心した岡本自身と、ぴったり重なった。「失敗してもいいのかなって思ったんです。亜樹ちゃんも失敗したり、負けたり、何かの出来事をきっかけに考え方が変わって、前向きになったり、成功したりしているので、そういう気持ちも大事だなって。『失敗を恐れない』って、言葉にすると簡単なんですけど、そういったことを本作で感じたので、観客の方にも酌みとってもらえたらなって思います!」。


 岡本が芸能界一本で生きていく決意を固めたのは、高校一年生の頃だった。理由を聞くと、「『大学に行っとけば、もし芸能界で失敗しても何とかなる』っていう思考の子が周りに多くて、それが嫌だったんです。失敗する前提みたいなものがすごく嫌で、その意識があまり好きじゃないなっていうことがあったので、『大学には行かずに、芸能界で生きていくんだ!』って決めたんです」と当時の思いを振り返る。
 
 「やりたいことが決まっているから、大学に行くと、ちょっと遠回りな気がしちゃうんです」とも。「自分のやりたいことに繋がる学習をしたいと思って。それで割と早くにお母さんに『大学は行かない』ってさらっと言って(笑)。お母さんも『それでいいんじゃない』って言ってくれました」と笑顔で話す姿からは、芸能界で生きていくことへの強いこだわりがうかがえる。

 歩むと決めた芸能界の道を楽しもうという心意気が強く伝わる岡本の笑顔は、麻雀を楽しむことの大切さに気付いた亜樹の笑顔のように、晴れやかで清々しいものだった。ライバルがひしめく群雄割拠の芸能界において、岡本夏美はどんな立ち位置を確立し、活躍を重ねていくのだろうか?その将来に、期待せずにはいられない。(取材・文・写真:岸豊)

 『女流闘牌伝 aki-アキ-』は6月3日より全国公開。