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沖縄の海、車いすでも楽しみたい! 砂浜の移動を助ける「モビマット」貸し出しへ

6/3(土) 14:00配信

沖縄タイムス

 NPO法人バリアフリーネットワーク会議(親川修代表)は8月から、砂浜に敷くことで車いすやベビーカーでもタイヤが砂に埋もれず、移動が楽になる「モビマット」を有料で貸し出す。お年寄りや乳児連れ、障がいのある観光客にも沖縄の海を楽しんでもらう。同商品の貸し出しは日本初で、同会議に事前予約が必要。

 モビマットは、フランスの老舗の繊維・織物メーカー「デシャン」製。25年前に開発された商品で、欧州や米国では広く使われているという。

 長さは5メートル、幅は約1・6メートル。重さは14キロで、ロール状に巻き取って1人でも持ち運べる。マットを複数つなぎ、長さを調節する。素材は、塩や日光に耐えられるよう特殊加工したポリエステルで、木製やプラスチック素材と違ってメンテナンスの必要がないという。

 表面にたまった砂は、振動を与えれば繊維の隙間から裏へ通り抜ける。中央部分と側面には白線を入れ、弱視の人でも認識しやすいよう工夫した。

 デシャンによると海外では、車いすやベビーカーの利用者だけでなく、砂浜をウエディングドレスで歩く新婦にも好評。芝生に車輪が埋まりがちなゴルフコースでも使われているという。

 同会議メンバーで車いす利用者の比嘉祐弥さん(22)は「車いすで砂浜を移動するには、男性の介助スタッフに数人がかりで持ち上げてもらわないといけないケースもある。私にとって砂浜は簡単に立ち入れないレッドゾーン」と話す。

 モビマットを水際まで伸ばせば、バギー(水に浮く着座型の乗り物)への乗り換えもスムーズ。「できなかったことができるようになるのはありがたい。沖縄に来ても海に入れないのはつらいと思うので、これからは満喫して帰って」と呼び掛けた。

 【関連】NPO法人バリアフリーネットワーク会議のウェブサイト

最終更新:6/3(土) 14:10
沖縄タイムス