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玄峰老師しのび供養 田辺市本宮町

6/3(土) 16:46配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市本宮町出身の高僧・山本玄峰老師(1866~1961)の命日である6月3日、顕彰活動に取り組んでいる「玄峰老師頌徳(しょうとく)会」が、本宮町湯峯にある玄峰塔前で、老師を供養する「毎歳忌」を営んだ。

 玄峰老師は政治家らから信頼され、終戦の玉音放送にある「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」の文言を進言したり、新憲法での象徴天皇制を示唆したりしたことなどで知られる。

 この日は約70人が参列し、久保隆一会長(69)=本宮町請川=が「毎歳忌を毎年営めるのは本当にありがたいこと。今後とも、老師の遺徳を広めていきたい」とあいさつ。頌徳会事務局を務める九鬼聖城・瑞雲寺住職(59)=本宮町切畑=らによる読経の後、甘茶の振る舞いや餅まきがあった。毎歳忌の後には、関係者が本宮町渡瀬にある老師の墓にも参った。

 静岡県沼津市から参列した近藤泰平さん(57)は「老師には祖父母と両親がお世話になり、私もだっこしていただいた。ふるさとを訪れてみたいとの思いから、初めて毎歳忌に参列した。老師を語り継いでいきたい」と話した。

最終更新:6/3(土) 16:46
紀伊民報