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新たな視点から生まれた地図関連商品 地球の全体像がわかる地図や文房具、雑貨など

6/4(日) 14:00配信

MONEYzine

 従来は印刷物を広げたり、ページをめくって活用していた「地図」。最近は急速なデジタル化により、使いやすさや便利さは格段に進歩した。お陰で、いまや地図はもっぱらカーナビやスマホでという時代となった。だが地図には、機能性以外にもさまざまな魅力があるようだ。このところデジタルでは得られない特徴や、おしゃれといった視点をアピールした商品が登場し、注目を集めている。

 デジタルの小さな“画面”ではわからない全体像が一目で分かるのが「オーサグラフ・ワールドマップ(1,575円・税込、A1サイズ/オーサグラフ:東京都杉並区)」なる世界地図だ。これまで多くの人が慣れ親しんできたメルカトル図法の世界地図は、グリーンランドがかなり大きく描かれている。一方、この商品は「オーサグラフ」という世界の陸地と海域面積比をほぼ正確に紙面への表現を可能にした新図法を採用。したがって実際のグリーンランドは、オーストラリアより随分と小さいことなど、よりリアルな地球の姿を見ることができる。またカラー印刷で世界全体、そのまわりにもモノクロの世界地図が配されており、大陸の位置関係も分かりやすくなっている。考案者は慶応義塾大学准教授で建築家の鴨川肇氏。

 地図はデザインとしても結構しゃれている。そこで誕生したのが地図や地図記号をモチーフにした雑貨の「mati mati(マチマチ)シリーズ」と「OCHAMAPシリーズ」、そして「igania(イガニア)」だ。

ゼンリンの「OCHAMAPシリーズ」

 ゼンリン(本社:福岡県北九州市)が展開するmati matiは、全国12の都市とエリアの地図データと、各地の特色やイメージを重ね合わせ、デザイン化した文房具。一例をあげれば、表参道(東京都)なら地図×ファッションで、商品ラインアップは12の都市とエリアごとにクリアファイル(380円・税別)ほか、全4タイプ。もうひとつのOCHAMAPシリーズは、お茶の水女子大学(東京都文京区)で学ぶ“地理女子”とのコラボレーション商品。大学のある文京区大塚付近の地図をデザイン化したもので、ノート(270円・税込)など全3アイテム。

 一方、iganiaは地図や地図記号・測量をテーマにした文具&生活雑貨。10アイテム25商品があり。いずれも趣向が凝らされたものばかり。例えば実在する祝町(茨城県)周辺の地図をあしらった「ぽち袋 祝(町)/432円・税込)」、また表紙に地図記号が金箔押しされたリングメモ(378円・税込)は、表紙が発電所なら中面の罫線は送電線と、表紙に関連した地図記号といった調子だ。このユニークで個性的なigania、手がけるのは内外地図(本社:東京都千代田区)。

 目的地にたどり着くという役割は最先端テクノロジーが担う一方で、従来とは少し異なる地図との接し方が始まっているのかもしれない。

最終更新:6/4(日) 14:00
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